【プレビュー】第31節 FC東京戦@スワン

(今日はアホみたいに長文です。すんまへん。でも読んであげてくださいな)
このブログで毎試合プレビューとレビューを書いてる理由って、80%は自分用の備忘録のためなんです。06年シーズンの試合なんかは大体覚えてるけど、05年シーズンの試合なんていったらかなり忘れてない?例えば05年のホームヴェルディ戦の結果と試合内容がスッと出てきますか?(俺は完全に忘れてたので調べたら萩村がいきなりPK与えちゃった試合だな。んで右ウイングだったリマが同点弾決めて1-1で終わったんだ)
結果とスタッツだけならいくらでも見れる。でもその試合におけるチーム状態とか、どんな状況で試合に臨んだかとか、具体的な試合内容がどうだったか、とかはそこからは読み取る事が出来ない。だからスタッツと一緒に観て数年後に補完出来るように、これを書いてるんです。
そして残りの20%の内訳が何かって言えば、15%はここにわざわざ訪問していただいて拙文を読んでくれてる皆様に、ちょっとでも楽しんでもらえるように。試合を観れなかった人にはどんな試合だったかって事を少しでも分かってもらえればいいし、試合を観た人には「そうだよなー」って同意してもらったり「それちがくね?」って疑問を持ってもらったりして楽しんでもらいたいと思って書いてます。
で、残りの5%は何かといえば、今までは殆どそのために書いてなかったけど「チームを勝たせる為のプロパガンダ」として。1日にウン千もアクセスがあるような影響力のあるブログでは到底ないので、ホント微力だとは思うのだけど、ちょっとでもポジティヴな影響をチームに与えられればいいなと思う所もあるんです。
で、前置きが長くなったけど、この試合。残り4試合で7位と言う順位にいるけど、混沌とした中位グループに身を置いてる事を考えれば4試合全てが死ぬほど重要であり、最大で手に入る勝ち点12にどれだけ近づける事が出来るかで、後々まで残る「07年シーズンの結果」が決まるって事、それに加えてFC東京がその中位グループの一つである事を考えれば、元々何が何でも勝ち点3を狙わなくてはならない試合なのは間違いない。
ただそれだけでなく、皆様ご存知の通り、この試合は今までアルビレックス新潟というクラブが10年以上かけてじっくり築いてきた、サポーターと選手・クラブの関係という財産が危険に曝されるという大事件を経験した後の、初めての試合だ。
もしかしたらあの事件の影響で、既にどこかに亀裂や溝が生まれてしまっているかもしれない。この試合はきっと実際に始まってから、いや違うな、開門して客席が埋まり始めてからじゃないと分からない部分もあると思う。それをちょっと心のどこかで気にしながら臨む試合だと思う。サポーターも、選手も。
じゃあその微妙な空気を吹っ飛ばして、溝や亀裂を埋めるの何かって言えば、それはもう間違いなく笑顔だ。勝利と共に生まれる笑顔だ。この試合の勝ち点3は上にいる川崎と柏を追撃し、下にいるチームを置き去りにする為のポイント以上の意味があると思う。もしかすると如いてはこのクラブの未来に影響を与える勝ち点3かもしれない。だから今日だけは、微力ながら声を張って言いたい。



この試合は、絶対に、絶対に、勝とう。笑顔で選手を迎えよう。そして勝ち点3と笑顔をお土産に家路に着こう。




という訳で、今日のエントリーはいつもと違ってプロパガンダ95%、備忘録5%でお届けしますよ。んじゃいつも通りの備忘録の5%行きましょうかwwつーかアルビ関連のエントリー、いつもいつもクソ長くなるのを反省してるのに、今日は尋常じゃないくらい長くなりそうだなー。ホントすんません。
さて、FC東京といえばなんと言っても前節の未曾有の悲劇について触れなくてはなるまい。ホームで川崎に0-7の惨殺劇。FC東京は8月の終わりから4連勝、千葉との打ち合いでの敗北を挟んで、2連勝と中々の好調っぷりを見せていたにも拘らず、この結果。まあ、この0-7という結果については丁度ウチが0-6喰らったのと同じで、「サッカーではよくあること」って片付けていいのかもしれない。茂庭がCBとしてやっと計算できるまでコンディションを戻し、今野をボランチで使えるようになったこと、そして赤嶺が前線で走りまくって今までFC東京に足りなかった前線からのプレスをもたらした事、4-4-2のシステムでやっと落ち着いた事など、そういった連勝を支えたポジティヴな要素の勢いは、まだ消えてないと考えた方がいいだろう。
とはいえ、前節で彼らが見せた脆弱さを突かない手はない。この試合で川崎が白日の下にしたFC東京の弱点は間違いなく、サイドへ起点を作られる、もしくはサイドに性急にダイアゴナルにボールを展開された時の守備の弱さ。特にチョンテセの3点目はその典型で、ボールを失った後にサイドの守備陣系が混乱する事が多かったのが、この試合の悲劇を生んだ主因だったと思う。
で、FC東京は左サイドバックの要である金沢がこの試合は怪我の為欠場の見通しで、そこには鈴木規郎が起用されて、サイドハーフには栗澤が起用されそうとの事。はっきり言ってマルシオと内田の右のユニットに太刀打ちするには微妙な構成だ。川崎戦の様な明確な起点作りが成功すれば、間違いなくここは新潟にとってのスウィートスポットになるはず。よし、マルシオよ、ダイバスターの連中にその真価を見せてやれww
そして!この試合最大の注目はなんと言っても、左サイドハーフ起用が濃厚な寺川。試合を見れていないので何とも言えないのだけど、鳥栖戦で流れを変えたのはテラが入ってサイドでタメを作って起点を作れたのが大きかったようだ。淳さんも寺川の起用に関してそんなコメントを出しているけど、そこには本当に期待したい。
ホーム清水戦やマリノス戦で酷い試合をしてしまったのは間違いなくサイドでの起点作りの勝負に完敗したせい。で、アウェー千葉戦やアウェー磐田戦でいい試合が出来たのはその勝負に勝利したせい。今のFC東京はハラヒロミサッカーの真髄とも言える、サイドをどう使うかって事から逆算して弾き出した4-2-3-1を捨てて4-4-2を敷いてるけど、それでもやっぱり鍵はサイド。マルシオ&内田 VS 鈴木規郎&栗澤と、テラ&坂本 VS 石川&徳永。この勝負が最大の注目点だろうね。
そして前述の磐田戦のサイドでの主導権争いに大きく寄与したのは間違いなく貴章とエジの2トップ。やっぱり彼等二人がサイドで動き回ってくれないと新潟の攻撃は始まらない。走って走って走りまくってくれ。頼む。


友人のFC東京サポの女の子曰く「この試合は0-7の後だから本当に重要な試合」なんだそうだ。でもごめん。そっちの気合の入れ方じゃ到底太刀打ちできないくらい、こっちは燃えてるよ。思えば2004年の震災の後、混沌としたチーム状況の中でやっとスワンに戻ってこれた試合で、本当に胸の空く様な、素晴らしい勝利を手に入れる事が出来たのはFC東京戦。06年の鈴木淳体制お披露目の開幕戦@等々力での0-6という凄惨な結果と多くの不安を抱えた中で、今の新潟の基本とも言える「高い位置でアグレッシヴにプレスに行って素早く攻める」を完璧な形で披露して、いろんな不安を全て吹っ飛ばす試合を見せてくれたのもホームFC東京戦。しかもそのゲームで得点を挙げたのはサイドハーフ起用だったテラだ。
うむ、かの偉人の言葉借りれば(砕けて言うと柴田あゆみの言葉を借りれば)「だってこれは、運命だから」ってヤツだよな。節目にはFC東京がいる。きっと、この試合もそう。
もう、ゴチャゴチャとした事はとりあえず忘れて、この試合の勝ち点3をひたすら目指そう。それだけに集中しよう。その為に、俺たちは出来る準備をガッチョリこなそう。とりあえず俺は大丈夫。川崎戦みたいに風邪気味の喉でヘロヘロになることはないよ。なんせ今日2時間ほど車を運転したのだけど、その道すがら永延リピートでコンヴァージの「Homewrecker」に合せて叫んだからなwwwアレ側からみたら確実に頭がおかしい人だったと思うよwwリハーサルだよリハーサル。仕方ないよね。ってどんなリハーサルじゃーい。

まあ、これを恐らく30回はリピートしてずっと叫んでたんだけど。いやでもマジでこうやって叫んで喉を作っておくのは重要だと思うよ。いきなり叫ぶと喉が死ぬからな。ていうかこれチャントに採用してくんないかな。無理だよ馬鹿wwww!!!せめて試合前に流してくんないかな。クワイエット・ライオットとかぬるすぎるじゃないか。子供とご老人に影響あるか。そうだな。ペースメーカーとかに影響ありそうだもんなw

とまあ、話はずれたけど、この試合は本当に、本当に重要な試合。絶対に絶対に勝とう。FC東京粉砕してみんな笑顔で帰るぞおらあああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!