【レビュー】第31節 FC東京戦@スワン

アルビレックス新潟 2-1 FC東京
巨乳はいい。タレ目もいい。寿司は旨い。タレかつも旨い。そばも旨い。まだ慣れてない新人の居酒屋店員の女の子はいい。そしてアルビレックス新潟は最高だ。
という事で帰ってきました。朝の7時に寝てる所を叩き起こし、ソープまで送迎してもらい(改めて酷い事してるよなwごめんホントwww)、酒飲んだ後にベッドで爆睡して、危うく寝過ごしてバスに乗り損ねるところを救ってくれた、愛すべき友人に感謝します。って俺本当に酷いなwww本当にありがとうww
さて、この試合。プレビューでも言及したとおり、本当に勝ちたい試合だった。この勝利がもたらす影響は恐らく想像以上のものだったはずだから。そんな重要な試合で、素晴らしいゲームが出来た。しかも久々の「走り勝った試合」だった。新潟というチームの最大の特長は、アグレッシヴに走りまくるという点。それをこのタイミングで見事体現出来たわけだから、最高としか言いようがないよね。
この試合は前半から両チームともに攻守の切り替えが目茶苦茶早い、アグレッシヴな走りあいが展開された。特に両チームとも右サイドのキーマン(新潟はマルシオ・リシャルデスFC東京は石川)が攻撃の第一陣として躍動しまくり、ゲームを作っていく。で、その原因はやっぱり戦前の予想通り、急造の左サイドの鈴木規郎と栗澤のコンビ、特にノリオの守備があやふやだった事が結構大きかったと思うのだけど、新潟の左サイドもテラが守備で若干曖昧なシーンが目立ち、石川がぽっかり空くシーンが散見した。特にサイドチェンジされた時に石川と徳永が自由を謳歌する事が多く、その影響もあって前半の立ち上がりはFC東京のクロスが危険な匂いを漂わせ、シュートを許すシーンが多かった。
ただ、それでもやっぱり相変わらず千代反田の強さは圧倒的でルーカスに最後に仕事させず、千葉も的確なフォローを見せ、内田も中に絞ってしっかりとクロスの対応を見せる。そうすると久々のサイドバック起用だった坂本も次第に石川の動きを理解し始めて、決して右サイドの守備が組織としてしっかり機能してはいない状態だったけど、さすがの対人スキルで押さえ込む事に成功しはじめた。
すると流れは新潟へ。特に最近中々観られなかったセンターでのアグレッシヴな守備、特にシルビーニョの守備面での貢献が目立つと、奪ってからの速攻が脅威を増す事になった。特にこの試合のマルシオとエジの二人はキレキレで、決定的なシーンを何度も作り出す。エジがゴリゴリとドリブルで突き進むので相手のDFの混乱が生まれるし、マルシオのファーストトラップの圧倒的な上手さはカウンターの第一陣としては本当に完璧。しかし貴章、アレは決めようぜ・・・・。
ただ、そんな流れの中で先制点を奪ったのはFC東京。試合開始から危険な香りを漂わせていた石川が、左サイドからの崩しの流れでミドルズドン。あれは一瞬の隙を突く見事な一発。確かにずっと危険な感じだった形からのゴールではあった。ただし、所詮ラッキーパンチ、って割り切れるくらい、この試合の新潟はいい試合をしてた。本当にみんな走りまくってたし。
そして後半。その走りがFC東京の首をぐいぐい絞め始める。開始早々こそ赤嶺の決定的なヘッドとか見せ場は作られたものの、55分を過ぎたあたりから目に見えてFC東京の運動量が落ちて足が止まり始めると、新潟の運動量が高い位置で奪ってからの速攻の応酬という形で効力を発揮する事になった。特にFC東京のDFからのビルドアップのパスや、中盤の低い位置でのパスを狙い撃ちしまくると、FC東京の守備陣は統制が取れなくなってくる。
この時点で思い出したのは例の0-7の試合。特にサイドバックのポジショニングがおかしいシーンが散見し、ボール奪った後でサイドに美味しいスペースがちょこちょこ生まれ始める。そんな流れの中で60分、徳永の横パスを掻っ攫ったマルシオがドリブル開始。すると茂庭の横のぽっかりと空いたスペースにエジが走り込む。もーこれはまさに0-7の試合で一番その「サイドの守備のまずさ」が露呈されたチョンテセの3点目と同じような形。で、そのシーンが頭を過ぎった瞬間に放たれたエジのシュートは、その頭に浮かんだコースの通りにズドン。しかしこんな感じで頭にイメージした通りのプレーが目の前で具現化するのって本当に気持ちいいよね。思わず「そう!そこ!!!」って叫んじゃったよ。さすがだぜエジ。
もうそうなると完全に混乱しだすFC東京守備陣。特に茂庭のテンパリ具合はかなりのもので、カウンターの瞬間に新潟の2トップのマークを見失って貴章を完全にフリーにして決定的なシュート打たれるとか(ていうかあれ決めようぜ貴章・・・・その2)、エジにあっさり交されるとか、ありえないプレーが目立ち始める。
それに加えて監督のインタビュー曰く意図的に修正した「セカンドボールの奪取」という題目が、シルと勲のセンターの積極的な押し上げだけじゃなく、千葉らしい前への意識も手伝って利き始めると完全に新潟ペースに。
で、新潟が圧倒的に攻めまくってCBとボランチのセンターだけで何とか守りきってるって形だったので、恐らくそのセンターでミスが起きたら試合を決めるゴールが生まれるだろうな、と思っていたのだけど、案の定一番テンパっていた茂庭にそのミスが生まれた。マルシオのスルーパスに反応したエジとの競り合いで、一発目のフィジカルコンタクトで置き去りにされ、2発目も弾かれ、3発目でエジのユニを引っ張って浴びせ倒しでPK。4年間でPK失敗ゼロのエジが外すはずもなく逆転。PKという形だったけど、新潟がその運動量で相手の守備陣を脅かしまくってた結果生まれた必然のゴールだったと言えると思う。
あとは「試合終了直前なのに何でそんなに走れるの!」な、貴章はじめとする中盤から前の選手達がガシガシプレスを掛けて、しっかりと試合を終わらせる。試合の終わらせ方も完璧。



この試合は本当に、選手もスタジアムを埋めた観客も、みんな心が入りまくった素晴らしい内容だったと思う。FC東京の横パスを何度もカットしまくったのはいつ落ちるかも分からない運動量への不安を省みずにアグレッシヴに戦った姿勢の賜物だし、それがFC東京に呼吸をする暇を与えなかったからこの勝利が手に入ったんだと思う。それに(これは淳さんが言ってるんだから手前味噌じゃないよな)、後半の攻勢時にスタジアム全体が送った声援は、間違いなく選手達の後押しをしていたと思う。
やっぱり、こうじゃないとね。これがあるべき姿なんだよ。本当に良かった。まず何より、安心した。試合後にスタジアムを一周する選手達の顔見て本当にそう思った。先週悲壮な顔してた坂本の笑顔が見れて本当に良かった。
さあ、これで5位。今年の目標はただ一つに絞られた。5位。5位で今シーズンを終える事。これしかない。じゃあその為に何をすべきかといったら、残り3試合で勝ち点9を狙うだけ。分かりやすくていいよね。まずはしっかり準備して、来週の横浜FC戦へ臨んでくれい!!