【レビュー】第34節 大分戦@スワン

アルビレックス新潟 0-2 大分トリニータ
日曜に新潟市にいたのに泥酔した影響で爆睡してたのでサンクスフェスタに参加できなかった俺ですよ、と。はい、と言うわけで帰ってまいりました。
んで、6位。これが2007年のアルビレックス新潟の成績として、今後何年にも渡って記録に残り続ける成績です。うん、今年のチームの頑張りの対価としては良いんじゃないでしょうか。ま、今シーズンの総括はまた改めて。



さて、この試合。淳さんもコメント出してるけど、開始15分の立ち上がりの悪さが全ての試合だった。開始早々与えてしまったコーナーに始まり、2分経たない所でサイドバックセンターバックが同時にサイドに釣られてスッカスカになったスペースにあっけなくボールを通されてGKとの1対1を作られるとか、ありえない守備のミスも生まれ、全体的にフワフワした立ち上がりだった。しかもこの試合の主審、奥谷のジャッジがまた「コンタクトして選手がバランス崩したらとりあえず吹く」という最悪のもので、このフワフワした流れの中で一番避けたかった「セットプレーの応酬」を思いっきり被弾する事になってしまった。
で、いやーな予感がしてた中で、慎吾お得意の、そして新潟でも何度も見せてくれた「あそこへボール送り込めばアクシデンタルな要素が手伝ってゴールに直結するかもね」なFKからフワフワしてた新潟DFの間と森重の頭と北野の脇を全てスルスルとすり抜けてゴール。試合開始から漂ってたいやーな予感がゴールという最悪の形で昇華してしまった。
そんな流れの中では攻撃も機能せず、貴章とエジの2トップは大分の3バックのマンマークに合いちっともボールを収められないし、そこに中盤のフォローもないので、ボールを送り込んでもすぐに帰ってきてしまうという苦しい展開。しかもフワフワした守備陣はいまだしゃきっとせず。
そして「浮き玉をショルダートゥショルダーで身体をぶつけてヘッドで跳ね返しただけなのに笛が吹かれる」という奥谷のウンコのようなジャッジでまたもやFK。これを慎吾が新潟時代は観た事もない「ぶれて落ちる壮絶な弾道」でぶち込む。ごめん、これについてはレビューで磐田戦のゴールを「ありゃマグレだろww」って言及した俺の完全な敗北。北野も「新潟時代の練習ではあんなの観たことない」って言ってたけど、これは素直に脱帽。ごめん、負けました。慎吾、あなたはやっぱ凄いよ。
でこの2ゴール以降、試合は完全に膠着。前述の通り「2トップにそれぞれに1枚ずつDFがついて1枚が余る」という極めてクラシックな大分の3バックを前に、全く仕事の出来ない2トップ。そこでボールが収まらず、かつホベルト抜きの影響を全く感じさせない中盤がびっしりスペースを埋めるので、新潟の中盤がスペースを作り出す/そのスペースを使うっていう動きが出来ず。そんな中ではサイドバックの攻撃参加も影を潜め、狙いたかった大分の3バックのサイドを殆ど突く事ができない。
この流れは後半も引き続き、大分の攻め手は殆どなく失点の予感はしないけど、新潟の攻撃も可能性を殆ど感じないというはっきり言って退屈な試合が展開されてしまった。
ベンチもこの流れを変えるべく早めに河原を投入。これで何度かはいい動き出しでリズムを替えてくれたし、カウンターで絵に描いたような素晴らしいスペースへの飛び出しからシルのシュートに結び付けてくれたけど、そのお膳立ても美味しいボールがこぼれてきた貴章のシュートは明後日の方向へと飛んでいってしまっておじゃん。
そのあとに投入された深井もドリブルでの仕掛けを見せてくれたけど、びっしりスペースを埋める大分のディフェンスを前にそのプレーが結実する事はなく試合終了。



とまあ、正直言って今年の中でもナビスコのアウェー甲府戦に並ぶくらい「語るべき事があんまりない試合」となってしまった。だからレビューもいつもよりちょっぴり簡易的。だって書く事がないんだもの。本当に1年通して楽しませてくれたこのチームの最後がこれなのは正直残念だった。でもまあ6位という結果は冒頭で記したとおり、このチームが1年通して見せてきたサッカーの質を考えれば、しかるべき順位というか、与えられる地位としては程よいというか、そういう順位だと思う。
フロックなんかでは決してない。いい成績が残せるチームにはそれなりの理由がある。そしてそういうチームには確固たる戦術と信念がある。今年の新潟には(完璧ではないとは言え)それがあった。だから、6位という順位は誇っていい。選手達は胸を張ってオフに入って欲しい。そして来年もっともっと俺たちの要求に応える準備をしっかりして欲しい。そして強化部の皆様はシル放出決定、エジ退団決定、深井返却決定を受けて、どういう補強をするのか。腕の見せ所ですよ。
今年は本当に楽しいシーズンだった。選手達に心からの感謝を。シーズンを振り返るのはもうちょっとしたら別エントリーで。
それと最後にフラビオ今まで本当にありがとう。とりあえずピッチに出てきた瞬間に沸き起こったフラビオコール聞いて、あっけなく泣くのやめろよ。もらい泣きしちゃったじゃねえか。・゚・(つД`)・゚・。間違いなく、走る新潟の礎を作った功労者であるフラビオに心からの感謝と尊敬を。またどこか出会えるといいね。



・・・・・・・というわけで大分遠征の前夜のテンションの高さが手伝った勢いだけで始めた今年のプレビュー/レビュー。見事34試合全部やったぞおらああああ!!!!!!!!俺絶対途中でぐだぐだと「なかった事」にしそうな予感がしてたんだけどなあ。よーやった俺。偉いぞ俺。せめて誰か俺を褒めて褒めて!ぶってぶって!あの人がぶってぶって姫なら、俺は褒めて褒めて王子だぜ。何いってんだ俺。しかし、これで週末がちょっと寂しい4ヶ月が始まるんだな。あーなんか脱力感。まあ、この週末の空きは略奪愛のために使うか。うん、そうだな。
んじゃ、選手の皆さん。また来年の3月にね!バイナーラ