Perfume First Tour『GAME』 OK, I will take yooooooooooooouuuuuuuuuuuu!!!!!!!!!

Perfume First Tour 『GAME』 [DVD]

Perfume First Tour 『GAME』 [DVD]

最っっっっっっっ高!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!すっげえええええええ!!!!!!!!!!!!
そしてその感動と興奮と同時に、いやそれを覆い被さんばかりに湧いてくるとてつもない悔恨。つまり、「何故俺はパフュームに関してもっと早く素直にならなかったのか」と言う事。せめてあと半年開眼するのが早ければ・・・・。ああ、俺も123ダー!やりたかった。123yeah!!やりたかった!
まあいい。とりあえず目の前のDVDを楽しめばいいのだ。しかしまあ、最初から最後まで本当に隙なく素晴らしい。実に素晴らしい。以下ネタバレ含むので4649。



まずなんつってもOPの「GAME」の素晴らしいこと。満を持して飛び出すライトセーバーのタイミングが「GAME」の曲中のハイライトの一つでもある「ずだだだだっ、ずだだだだっ、ずだだだだっ、ずだだだずだずだ」ってスネアのあれとシンクロするのとかもう素晴らしすぎ。もうホント素晴らしすぎ。
で、そうやっておっそろしくクールに始まって「エレクトロ・ワールド」→「コンピューターシティ」と続くその流れをぶっちぎるかのように入ってくる「コンピュータードライビング」。
ここでハッと気付くのだ。ゆれて〜!と天真爛漫な笑顔を振りまくあ〜ちゃんと振り付けと生歌を見て気付くのだ。そうだ、Perfumeってアイドルなんだと。アイドルになりたくて上京してきてその夢を実現させた3人の集団なんだと。あくまでアイドルを邁進する演者3人なんだと。アーティスティックな作家性は中田ヤスタカの自宅スタジオから発信される音、それだけに集約されるのだと。そして改めてそのバランスの絶妙さに震えるのだ。やっぱり今これに乗っからない手はないんだよ。だって最高に面白いぜこれ。ちょっと遅れたけど、追いつけてよかった。


んで、ああパフュームは凄いアイドルだなあと思ってる所で衣装チェンジと同時に始まる「take me take me」。これだよ。これこそ今回のハイライトだぜ間違いなく。エロイ。パフュームの曲からセクシャリティを感じることはあまりないけど、ここでは明らかにそこに着眼された演出がなされるんだよね。そりゃかしゆかにtake me take meって挑発されたらこっちはOK!!!! I will take yoooouuuu!!!!!!!!!!!って言うしかないでしょそりゃ!
そう、パフュームって基本的に無機質な要素がまず最初に表面に現れてくるけど、そこから染み出す性の匂いというか、動物的な感覚のバランスが段々増えてきてる気がするんだよね。このツアーが終わった後に発表された「edge」とかさ。それをこのツアーで体現したのが「take me take me」なんだろうな。
で、そのtake me take meの素晴らしいパフォーマンスに続いて必殺の「シークレットシークレット」が続き、「マカロニ」を挟んでポリリズム!!!いくよー!!!!!チョコレイト・ディスコ!!!!!!!!そしてパーフェクトスター・パフェクトスタイル!!!!!!の連打でもうとんでもない事になってしまって「本当にこいつらは何物なんだろう」っていう、もはや畏怖にも近い感覚を覚えた所でどかーんと入ってくる「ジェニーはご機嫌ななめ」
ああ、そうか。何者って言うかアイドルじゃん。
・・・とここでまたしても思い出すんだよな。しかし数年前にこのカバーをやろうって言い出したの誰なんだろう。そいつ天才。完璧なチョイスだ。ずっとポップミュージックとは何たるか、ヒットソングとは何たるかを論じてきた近田春夫と、ポップミュージック界に颯爽と現れたアイドルという形態をとりながらも明らかな異形物であるパフュームとの邂逅。ああ、どう考えても完璧だ。それにこれどうクールに構えても「あたしピンチっ」の後に「のっちー!!!!!!!!!」って言いたくなるもんなあ。アイドルの歌ってのはこうあるべきなんだよ。
ああ、そうそう。これ観ててほぼ完璧と思われたかしゆかの弱点が一つ分かった。かしゆかの弱点は名前が「かしゆか」であると言う事だ。アイドルは名前が3音節じゃなくちゃいけないんだよ。てか観客「ゆかちゃーん!」って言ってる?

んで、ぱっぱっぱっぱがあって、アンコールでは中田ヤスタカの作家性が存分に発揮された「セラミックガール」でズガーンと上げて、最後の「wonder2」ではサイリウムで泣かせると言うモロアイドル文化の潮流に沿った演出で終わる。完璧。完璧すぎる。


とまあ、アイドルでありながら極上のパフォマーであり、そして彼女達を取り巻く演出家達は揃いも揃って気鋭の作家たちであるというこのバランス。それが如実に分かるとてつもなく素晴らしいDVDでございました。もうこれ2億枚くらい売れろよ。そういや新宿のタワーではフラゲ日に初回版売り切れてたぜ。売れてんのかな。いいことだ。



という訳で武道館は何が何でも行きます。ライヴ観に行きます。あ、のっちごめん。間違ってた。ライヴやりに行きます。