【プレビュー】09年ナビスコカップ予選第1節 大宮戦@795

さあさあさあさあさあ!!来たよ来たよ!!!もう「ナビスコは若手を試す場所」とかふざけた事ぬかしてるやつはいないよね?そんなもんサテと聖籠のピッチでやる事だからな。今年のチームの可能性を目の当たりにした今、そんな事言ってる場合じゃないよね。
俺は今年一番重要な戦いはナビスコ天皇杯だと思ってるんだよね。もうそろそろタイトルを奪取を真摯に目指すべきだ。今年のチームの可能性を積極的に信じて戦うべきだ。そして求めるべきだ。
で、今年のナビスコの予選はレギュレーションが変わって、今までに比べると厳しくなっている。なので、とにかく「勝つこと」つまりポイント3を獲る事を主眼として戦わなくてはならないと思う。引き分けでOKは基本的にNGとすべき場所だ。恐らく、ナビスコの予選突破ラインは勝ち点12だろう。勝ち点12取るためにはつまり4勝しなくてはいけないって事だ。4勝2敗、3勝3分くらいで行かないといけないって事だ。3勝1分2敗だと、ポイント10。でもポイント10と12には大きな隔たりがあると考えるべきだろうね。たった6試合しかない予選なんだから、引き分けでOKはもう禁忌とすべき。勝ち点3。目指すはそれだけだと思う。
でも実際、今リーグ戦3試合終えて18チームで最も優秀な成績を収めてるチームな訳だ。今後がどうなるかなんてまだ分からないけど、とりあえず3試合ではトップにいるわけだ。もう言うまでもないだろうけど、絶対今年のチームはかなりやれる。その可能性をこっちが勝手に低く評価して冷笑的になるのだけは絶対にしちゃだめだよね。
もう今年はやるしかねーよ。ぜってー獲ろうぜ、タイトル。




さて、最初の相手は大宮。大宮は今年1勝2分とまあまあのスタートを切ってる。正直言ってこれは相手に恵まれた部分が一番大きいのは確かだけど、まずは張カントクが標榜するサッカーに沿ってしっかりと戦ってる印象。
基本はフラットな4-4-2の3ラインを作って、前線から積極的なプレスを仕掛け、そっから素早く攻撃するサッカー。とにかくオーソドックスで真っ当な戦い方をしてくるチームだと思う。何でも「奪ってから7秒以内にフィニッシュに持ち込む」ってのを題目としてるらしい。まあ、その「奪ってから7秒以内にフィニッシュに持ち込む」ってのはまだまだ熟成してない印象があって、攻撃が個人頼みとセットプレー頼みになってる感はあるけど、その前のフラットなラインとプレスってのは忠実にやってくるチームだと思う。
だから、何というか、良く言えばチームコンセプトに忠実なチーム。悪く言えばクソ真面目なチームって感じだろうwwなので、このプレビューもすっげー書きにくい!!チームとしての特色があんま見えないから書きにくい!


まあともかく、となれば新潟としてはそれにガッチリ対峙していくべきだと思う。大宮の標榜する「前線から積極的なプレスを仕掛け、そっから素早く攻撃するサッカー」ってのはウチが標榜してるサッカーと同じ。恐らく、先日の大分のようにリトリートして徹底的にスペースを埋めてくる、つまりウチの良さをぶっちんぶっちん消しにくるサッカーはしてこないはず。そしたら、そのガチのプレス&速攻合戦を臨んでいくべきだろう。
で、そのプレスのスウィートスポットはどこなのか、ってのを考えるべきだと思うだけど、まず大宮のプレスは何といってもトップの藤田のべらぼうな運動量と守備への貢献から始まる。しかし鳥栖時代からそうだけど、彼は本当によー走る。本当の意味で貴章のスペアになれるのって彼しかいねーと思うくらい。
そしてそっから中盤4人に連動していくってのが大宮のプレスの基本だけど、ほかのチームに比べて一番プレスがキッツイのはこの藤田と中盤の間だと思う。だから、新潟としてはDFからのビルドアップが始まって中盤の前に至るまでの過程でのボールロストを防ぐべきだろうね。今年の大宮はこの位置で奪った時だけは驚異だ。ここまで大宮が挙げたセットプレー以外のゴールって、広島戦でここでボールを掻っ攫ってカウンターを仕掛けたゴールである、って事からも分かるけどね。

反対に新潟が目指すべきはプレスのポイントは相手のボランチだろう。そこに対峙するであろうマルシオと松下・・・・と思ったら4-4-2でこの試合は戦うらしいので、勲と千葉ちゃんになるけど、恐らくスタメンであろう金澤と新井に比べたら確実に一日の長がある。なんせここまでの新潟のゴールの殆どはこの相手のボランチの位置付近で奪ったボールからのカウンター。決定的なチャンスも基本的にはこの辺の高い位置で奪ってからの攻撃だ。なので、この試合の最大の注目点はボランチ2枚、それと2トップのプレスだろうね。そこで対峙する相手との勝負に勝てればかなり勝利に近づくはず。


で、今年の大宮はクソ真面目なチーム、って書いたけど、その中で異質な存在となっているのは新加入のセンターバック、マト・ネレトニャク(登録名マト)だと思う。彼は、大宮のきっちりと並べてくる4-4-2を基本的には守りつつも、時に自らラインブレイクして飛び出し、ボールを奪ってから前線へと繋ぐっていうタスクもやってくる面白い選手。真面目で従順なフツーにイイ選手ばかりがずらっと並ぶ(ぶっちゃけ言うとちっとも面白くないw)大宮にあって、彼だけは本当に面白い。そして凄い。大宮はトニーニョ(新潟との試合時以外ww)、レアンドロといい外国人CBを連れてくるのだけは上手いけど、今回もそうだね。
なので、新潟としては攻撃時に彼を外すような攻撃を仕掛けたい。というのも、センターバックのマトと富田のコンビが決して良好だと言えないからだ。これはコンビネーションの成熟度の低さってのもあるけど、それ以上に富田自身のコンディションってのもあるだろう。てか、富田って去年の終盤からなんかおかしい気がするんだよね。どうも判断を誤るシーンが多い気がする。特にダイアゴナルなクロスとか突破に対しての対応の時にね。
つーことでここを狙わない手はない。奪って速攻に繋げたら、サイドバックも積極的に上げてサイドからの攻撃を仕掛け、ある程度シンプルでいいのでトップに当ててきていいと思う。そしてオオシがモバアルで語ってるとおり、トップが大宮のDFのスキマ、特に冨田の周辺を狙って来ると面白いだろう。
まあ冨田が出てこなくても、基本は同じで攻めるべきだろうね。大宮の守備はクソ真面目なゾーンを敷いてくるので、その組織をブレイクしていく攻撃が理想だ。そういう意味では、トップに入ると予想されるヨンチョルのプレーはかなり期待したい。彼のドリブルのセンスを、このスキマを狙って発揮するような展開が見たい。


あとこの試合を左右するのはセットプレーだろう。大宮はマトをはじめ、空中戦に強い選手が揃ってる。実際に今年の大宮のゴールの半分はコーナーからだしね(一つは槙野の凡庸なミスが原因だけど)。なので、まずここはしっかり押さえたい。
反対に、セットプレーの高さで言えばウチも当然ストロングポイントだ。大宮は前線から積極的なプレスを仕掛け、そっから素早く攻撃するサッカー」だって書いたけど、もしかすると状況と時間帯によってはリトリートして守ってくる事もあるかもしれない。実際、神戸戦なんかはそうやって時計を進める時間もあったしね。そういう状況を打開するのはやっぱセットプレーだ。そこには是非とも期待したい。



それと最後に、この試合では貴章とうっちーが欠場決定。あとペドロも契約上出れないらしい。しかし大宮しゃらくせーことしてくんなww
なのでそこに誰を使うのか、ってのが焦点になるけど誰が出るにしても、これまでのスタメンではない誰かが入るわけだ。その選手には千載一遇のチャンスであると同時に、絶対に勝たなくてはならない試合であるという責任感を持ってプレーしてほしいと思う。もちろん、そこでいいプレーすればまだまだ長いシーズンを戦わなくてはならない今後の新潟の武器になるのは当然だけど、「今後」じゃなくて「この試合」の為の最大限の貢献を求めたい。繰り返すけど、これは「負けてはいけない試合」なんてぬるいものじゃない。「勝たなくてはならない試合」なんだ。



さあ、それじゃあ勝負だ。今年こそ絶対にナビスコの優勝杯に手を伸ばそう。そしてそれをつかみ取ろう。そのためにまずは大宮粉砕して勝ち点3取るぞおっらああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!