【レビュー】09年第10節 磐田戦@スワン

アルビレックス新潟 3-3 ジュビロ磐田
スタッツ


センターバックとGKの間に入ったボールに相手FWが走ってきたプレーに対して、センターバックとGKのどっちが処理をするか声を掛け合う確認作業を怠らずに、ハッキリと処理するという当り前の約束事。しかも裏抜けを狙い続ける特大の脅威=イ・グノ擁する相手に。
スコアが0-0だったら絶対に怠らないだろう。1-0でもそう。2-0でも怠らないだろう。なのに、3-0でそれを完全に怠った。まだ65分あったのに怠った。
ちょっと前にホームでの2点リードを守れずに引き分けたのはどこのチームだ?完全な勝ちゲームの流れだったのにたった1発を被弾して引き分けたのはどこのチームだ?ロスタイムの最後の最後を凌げずに敗北したのはどこのチームだ?舐めてんじゃねーよ!!甘えてんじゃねーよ!!
このチームは間違いなくもっともっと上に行ける力のあるチームだ。この試合の3つのゴールはどれも個の力と組織の力が全て高いレベルで合致した見事なモノだったし、序盤のイ・グノの走り出しに対するいつも以上に集中したケアも素晴らしかった。だけど、あくまで現時点では「上に行ける力のあるチーム」であって「上にいるチーム」じゃねーんだよ。油断や甘えはトップに立って一息ついて初めて許されるものだよ。せっかく力があるチームなのに、軽率な甘えでそれを自らスポイルするなんて、こんなに悲しいことはないでしょ?浦和戦のようなギリギリの差を超えるために、あの悔しい思いを二度としないようにするために、上に食らいついて行かなきゃいけねーんだって。


今こそ去年の苦戦の記憶を思い出すべきだ。去年は絶望的に得点が奪えない中で、絶対に相手に譲ってはならないゴールをチームとして徹底的に防ぎきって、ギリギリの中でポイントを積み重ねて生き残ったんだ。忘れてはいけないのは、それが出来るチームだって事だ。それが出来たから、生き残り戦争に勝利した強靭なチームなんだ。
それに、今年の前線はその守備での徹底的な集中力を持ってすれば、必ずやその努力を勝利に結び付けてくれるだけの力を持ってる。今はその得点力に後ろが救われてるけど、それが取れなくなったらどうする?また去年みたいな戦いに戻るのか?冗談じゃねーよ。前線に甘えてんじゃねーよ。3得点取るって事が、どれだけ尊いことかなんて誰でも分かるはずだ。そして同時にその3得点の価値をスポイルするって事の重大さも。アルビレックス新潟は、チームの誰一人としてサボっちゃいけないチームなんだ。去年嫌ってほどそれを思い知らされたんでしょ?
だったらやろうぜ。ちゃんとやろうぜ。鹿島を破ったのは極めて高い集中力で、後半攻撃的なシフトに変えてきた鹿島の攻撃陣をぶっ潰したからだ。マリノス戦の劇的な勝利を導いたのは、序盤に苦しめられたマリノスの攻撃陣に途中でしっかりアジャストした守備の素晴らしさがあったからだ。大宮戦のマルシオのマジックは、90分間絶対にセンターを譲らなかった守備の強さがあったからだ。
そう、このチームは出来るんだよ。出来るからこそ、こっちは求めるんだよ。だから今はとにかく求めるよ。勝利を求めるよ。勝とうぜ。勝ちきろうぜ。このチームが目指すべきは、絶対もっともっと上なんだって。




んー、この試合に関して言いたいこと全部言い切ってしまった。もういいかwwいや、よくねーなwww
でももうこんな時間なので、珍しく「続きは後日追記」にしちゃいます。すんません。いやでもね、見どころたくさんの試合だったと思うよ。イチサッカーファンとしては、絶対に楽しい試合だったもんね。だからこそ、こっからが長くなりそうなんでちょい自重。まあ、今後録画は25分までしか観ないだろうけどw
とりあえずペドロと貴章とオオシの3人はやっぱ凄い。本当に凄い。3点ともおしっこもれそうだもの。マジで震えた。で、それに対する磐田のイ・グノ、前田、ジウシーニョも負けずに凄い。イ・グノすげーわ。磐田のフロントは夏にどっかいかないように頑張った方がいいだろうね。あとヨンチョルがかわいすぎるww


んじゃまた。