拘束のドローイング9@爆音映画祭09


http://www.wisepolicy.com/matthewbarney/

まだ風邪なおんねーんですよ。畜生。
だけど昨日観てきましたよ、拘束のドローイング9。これここで観なかったらしばらく観る機会ないだろうって思ったんで。
しかしこういう作品を風邪引いててぼやーんとした倦怠感でいっぱいのまま見るという体験、なんかものすごく新鮮な感じがした。頭の新たな扉が開いちゃった感じ。アタシ観ちゃった新世界!ワタシ見た!大変なものを見た!
これ、捕鯨船の船上を舞台に鯨のモチーフが随所に出てくる作品を外国人が撮る、って時点で、それが意図的であるにしろそうでないにしろ、間違いなく「批評性」は発生しちゃうと思うんだよね。俺は日本人だから、どうしてもその批評性が頭の中を駆け巡ってしまうっていう致命的な障害はあったものの、日本文化をニューヨーク在住の芸術家のフィルターを通した時に生まれる、イビツな美意識ってのはすげー面白いと思った。


あと余談だけど、上映終了後に観客のおねーさんが「ビョークってかつては『おばちゃん子供』だったけど、この作品だと完全に『子供おばちゃん』だったよね」って話してて、すっげー同意したwwwビョークの裸、あれ完全におばちゃんのそれだったもんなあ。