【プレビュー】09年第14節 ガンバ戦@万博

さあ、リーグ再開!!!もう今年の目標は極めてシンプルだよね。とにかく上位でフィニッシュする。それはつまり、このチームの実力を、価値を、自力で証明するって事。それだけだよね。つーことで、まずはこの試合絶対に勝つ!!!!!!順位を死守するしかねーでしょ!!




さて、ガンバだ。ぶっちゃけ言うとこの試合でガンバがどういう状態にあるのかよく分からない。なんせ1か月も公式戦から遠ざかっているし、明神、レアンドロ、遠藤、あたりが怪我だし、山口が出場停止。だけどガンバの戦い方としては大きく変えてきていないはずなので、今シーズンのガンバの戦い方への対策を取るって事でいいと思う。

今年最大のキープレイヤーになっているのは、佐々木とレアンドロだと思う。というのも、これまでの圧倒的なパスワークによるポゼッション力は相変わらず健在なんだけど、今年のガンバの攻撃力を増進させてる一番のポイントって「縦への速さ」だと思うんだよね。
これまでのガンバの中盤って遠藤も橋本も二川も明神もルーカスも、どちらかと言えばパスワークで魅力を発揮する選手。寺田あたりがそこにアクセントを付ける存在として期待されてはいたんだけど、前述の選手たちにくらべるとちょっと落ちる。で、そこで台頭したのが佐々木だったんだよね。去年の末にずっとグダグダだったガンバをACL優勝に導いたのは、佐々木を右サイドハーフに起用して彼の突破力を活かす4-2-3-1というシステムを発見したからだったと思うし。
で、今年のからはまた一つ上のレベルに達した感じがするんだよね。彼が完全にガンバの攻撃の重要なファンクションとして、チーム戦術に組み込まれたってのもあるんだろうけどね。彼の縦への早さを計算すべき武器として扱い始めたというか。
そういう意味ではレアンドロもそう。彼は今年のガンバの攻撃戦術において最重要選手だからね。彼の縦への推進力なしで、今年の攻撃力は語れないだろう。なので、この試合でレアンドロが出ないのは本当に超超超でかい、すっげーラッキーだと思う。個人的な話をしてしまうと、俺このレアンドロという選手大好きなんだよね。神戸時代からJリーグで一番のアタッカーだと思ってた。チーム戦術をよく理解してるし、個人での局面打開も上手いし、何より単純にシューターとしての能力が高い。右も左も頭もシュートめちゃくちゃ上手いもんなあ。かつてジェレミー・ウォーカーエジミウソンを「ロールスロイスのようなFW」と表現していたけど、そんな感じだと思う。



じゃあ新潟としてはどうするか。これ、守備の面だけじゃなく攻撃の面でもそうなんだけど、佐々木と加地の右サイド×ペドロと松下と松尾(orヒロシ)の左サイドの攻防で、どれだけイニシアチブを取れるか、が重要になると思う。
やっぱり今年の新潟の武器は何かって言ったら化け物の両ウイングだと思うんだよね。その両翼が相手を押し込んでる間は、広島戦にせよ磐田戦にせよ、圧倒的な圧力を相手に与えてゴールを奪ってしまえるチームなのだ。それに今年のガンバの悪癖として、サイドで起点を作られたときに押し上げがなかなかできずに苦しむって言うのがある。これは加地不在で、サイドバックノメンツがなかなか定まらなかったってのもあるんだろうけどね。ぶっちゃけ、下平は去年に比べたら随分と改善したけど、このタスクにかんしてはかなり怪しい。この試合のサイドバックがどうなるか分からないけど、とにかくサイドだけは相手を押し込むという意識を忘れずに、ペドロにドリブルで突っかけさせた時のフォローを怠らず、あくまで能動的にサイドでの展開を図っていくべきだろう。
そしてもちろんその逆サイドの貴章&マルシオ&うっちーの右サイドもそう。結局、ナビスコで凄惨な結果だったのは、矢野貴章という全ての無理を無理じゃなくしてしまう特異な存在がいなかったってのが、何より大きかったんだと思う。オーストラリア帰りで疲弊しているだろうけど、ここで無理をしてくれるのが貴章だと信じてるよ。頼むぜい!



繰り返すけど、今年の目標はとてつもなくシンプル。出来るだけ上位でシーズンを終えること。これに尽きる。それと上位争いをするっていう経験を自分たちの遺伝子に植え付けるって事だよね。という訳でそのためにすごく重要なガンバ戦。これ絶対に勝ってもっともっと上目指すぞおらあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!