【プレビュー】09年第25節 ジェフ戦@フクアリ

うっしゃあああああ!!勝つぜ!!!フクアリは相性の極めていいスタジアム。勝つしかねーよね。

今年のジェフは結局ここまで一度も「好調の波に乗る」って事がないまま24試合を戦ってきた印象だ。その結果、去年の奇跡を起こした立役者とも言えるミラーの首を切り、あの江尻篤彦を監督として昇格させた。しかし江尻さんは就任早々「頭から血を流そうが、鼻がもげようが、もう絶対にピッチに立っていろ」と随分と熱い発言をしております。ふーむ、なるほど。試しに某左サイドバックの鼻をもいでみたいですね(ついでにヒゲもブッチーンと)。てか鼻もげるってどういうシチュエーションだろうな。スプラッターだな。ゴアシーンだな。


で、江尻体制に変わったジェフだけど、これがカンフル剤になるには至っていないようで、江尻体制になって5戦勝ちなし。その前から含めると、目下8戦勝ちなし。つまりウチと同じだな。

ミラー→江尻で変わった点を大まかに言うと、攻撃ではネット・バイアーノという圧倒的な高さのあるトップが入った事で選択できるようになったロングボ−ルという戦法、守備ではDFラインを時に能動的に上げていこうという意図の存在がある、って所だと思う。


まずロングボール。これは今のジェフにとっては一つの生命線であると言っていいと思う。恐らく攻撃面での根底にあるのはミラー時代から高い位置で奪ってからのカウンターって所なんだろうけど、正直それは今のジェフのように守備面での組織が脆弱なチームだと、効果的に発揮しにくい。なので、江尻監督は就任後にパスをより繋いでいくというサッカーを標榜してるけど(ラインを上げるようにしたのもこのせいだろう)、結局のところは前線の巻とネットバイアーノの高さを活かしてすっ飛ばし、その後を深井や谷澤、また工藤といった2列目以降がフォローしていく、ってのが彼らの大きな武器だ。生命線と言っていい。
それはハマれば中々の効力を発揮するのだけど、はっきり言ってただ単に「中盤がないサッカー」に陥っているというケースも散見する。彼らは「繋げない」と判断するとすぐにリスクを捨てて蹴ってくるのだ。ただ、これはポジティヴな選択ではない「妥協の産物」であることが多く、かつ今のジェフのDFラインにはもうストヤノフはいない。それもあってこれでリズムを崩すことも多い。

そこで狙いはここだ。相手にロングボールを蹴らせてしまえばいいのだ。その為には相手が中盤でつなごうとするのをぶっ潰すこと。特にジェフの中盤の中心となる両サイドハーフだろう。彼らが自由に降りてきてボールを受けたり、相手を押し込んだり、サイドで起点を作るようになると、ジェフの「繋ぎ」の部分が精度を増してくる。だからサイドの選手は徹底的にこの両翼に対してプレスを掛け、自由を与えないようにしたい。そうすれば絶対に彼らは蹴ってくるはずだ。
そしたら後は千代と永田さんという屈強なCBにそれをしっかり跳ね返してもらうだけのこと。そしてちゃんとセカンドボールを拾う事だ。この試合は4-4-2が予想されるので、ボランチは千葉ちゃんと勲だろう。今シーズンのこれまでとは構成が変わるけど、ちゃんとそのセカンドボール奪取と言うタスクはしっかりやってほしい。だってここでセカンドボールを拾われたら元も子もないからだ。逆にそのセカンドボールをしっかり取れれば、絶対にリズムはこっちにやってくるはずだ。



で、ウチの攻撃面では相手の「時にラインを高く上げようとする」って所と「繋ごうとする」って所を突くことだ。ハッキリ言ってジェフの「繋ぎ」の部分は脆弱なところが多いと思う。となれば言うまでもなくそれは「高い位置で奪ってからのカウンター」のチャンス。その基本はもちろん忘れずに戦うべきだろう。
それともう一つこの試合で重要なのは、サイドで起点を作りながらサイドチェンジを織り交ぜてボールをとにかく動かすこと。ジェフはラインを高く上げようとする故意が見えるのだけど、まだその組織は良好とは言い難く、縦はそれなりに強いけど、横に振られて揺さぶりをかけられた時に、特にサイドバックの所でギャップを作って危険なスペースを空けることが多いのだ。
この「ボールを動かす」ってのは今年淳さんの口から頻出するキーワードだけど、今こそそれをどれだけ精度を上げて発揮するかってのがこの試合では重要だろう。そういう意味では、うっちーとマルシオのユニット、松下と左サイドバックのユニットという去年のサイドの起点作りのモデルケースをもう一度発揮できるかどうかの試金石になると思う。それが出来れば、この試合の勝ち点3は大きく見えてくる。




と言う訳で、この試合絶対勝とう。先のこととかはどうでもいい。批評も反省も今はいい。ただやるべきはこの試合に勝つだけのこと。ジェフ叩いて上のヤツらを引きずり下ろすぞおっらああああああああああああ!!!