Go To DMC!!

小沢健二が13年ぶりのツアーを発表したその週末に、この映画が全国放送のゴールデンタイムに流れるという、その素晴らしき正しさと美しさ!!
いやー面白かった。大変面白かった。もんのすごく面白かった。期待以上に面白かった。これ原作チラ読み程度しかしてないんで、原作との比較云々は分からんのだけど、すっげーよく出来てるねえ。糞なのに。素晴らしいよ。糞みたいに素晴らしいよ。素晴らしい糞だ。
この90年代以降の日本のオサレ文化全般を(「東京は夜の7時」だの、クロムハーツだのっていう細かいネタも含めてね)、ちょいとつまんでメタルに落とし込んでバカエッセンスを振りかけるという、その姿勢の正しさと、どうせやるなら徹底的にやったるぜ!っていう潔さ。美しいな。実に美しいな。
あと初見がテレビ放送ってのもよかったな。これ、始まる前にわざわざ「テレビ版に一部に編集を加えてお送りします」ってテロップが出てたんで、なんのこっちゃと思っていたんだけど、レイプだのチンポだのって単語にくっだらねー効果音を被せて誤魔化しますよ、っていう前フリだったというw。そして何回か挿入される再来週の「フラガール」のCM自体もネタとして成立するというwwフジテレビの人、編集すんの楽しかっただろうなあ。で、最後に息継ぎなしで「ファック!」を百回近く叫ぶんだけど、これ字幕で見たらどうすんだろ?って思って今確認したら「ファッ ファッ ファッ!」だってww字幕付ける人も楽しかっただろうなあ。
ああ、それとジーン・シモンズが出るのは知ってたんだ。でもまあ、カメオ出演程度なんだろうって思ってたら、メチャクチャ重要な役で準主役クラスだったという。腹抱えて笑った。



そして数週間後の「週刊フジテレビ批評」でこの映画のクレームが紹介されるんですね。それも大変正しい。