【プレビュー】10年第7節 名古屋戦@瑞穂

先日のナビスコセレッソ戦でやっと黒崎久志体制の初勝利。やっと掴んだこの勝利を更に大きなものへと変えるには、もう一つ勝つ以外に道はない。絶対に勝つ。



名古屋は目下3連勝中。しかも全て2-0の勝利というパーフェクトなスコア。だけど、ハッキリってしまうと内容はその結果に見合うものとはほど遠いと思う。
その一番の原因は、今年から採用する4-3-3のシステムの核と言える、中盤3枚の人選・連携が上手くいっていないって所に尽きると思う。まあ、連勝中もこの3枚はメンバーを代えて戦ってる、って事実がすべてだと思うけどね。
4-3-3に変えることで、名古屋の最大の特徴でもあるサイドアタックを強調するって意図がピクシーにはあったんだと思うんだけど、正直言って中盤でのパスミスが多く、前線・DFラインとの乖離が目立つシーンが多いので、このシステムとしての効果的なサイドアタックってのはあんまり見られていない。現状では、正直言って金崎ムーの個人技に依存している部分が大きいと思う。
そしてこの中盤が上手くいっていないという現状において、一番の問題点は守備の部分だと思う。このシステムのポイントは結局のところアンカーの周辺のスペース=バイタルエリアをどうやってカバーするか、って所に集約されると思うんだけど、そこが曖昧なので、そのスペースを押し込まれて最近の名古屋は極端にDFラインを下げて守備をしてしまう傾向がある。ていうか、それでも破綻してないのは、そのスペースを時に個人の判断でラインブレイクして前へ出てアタックに行って、しっかりと相手を潰してしまうトゥーリオがいるからだよね。あれはマジで凄いと思う。この人やっぱり日本じゃトップクラスのセンターバックだわ。すげーよ。
ま、なのでこの試合で新潟が狙うべきはその中盤3枚へのしっかりとしたプレス。そこで自由を与えなければ、絶対に相手のリズムを崩す事が出来る。そしてプレスをかけてボールを奪ったら、すぐさまそのバイタルエリアにガッツリと楔を打ち込む、っていうダイレクトプレーを心がけるべきだと思う。浦和戦の最大の問題点は、せっかく以前より前からのプレスの意識が高まったのに、そこで奪った後の展開の約束事が整理されてなくて攻撃が遅れてしまった所だけど、この試合ではバイタルエリアへの素早い展開、っていうテーマを置いて戦うのが一番だと思う。
この試合のスタメンはまだ分からない。だけどどうやら貴章とミシェウの2トップが濃厚との事。正直言って「バイタルで楔を受ける」ってプレーに関してはお世辞にも上手いとは言えない二人だ。だけど、一番おいしいそのスペースを突くには2トップの踏ん張りが不可欠。オオシでも、貴章でも、ミシェウでも、誰でも、とにかくこの試合のポイントはどこまでうまく名古屋のバイタルを有効利用できるかだ。それはつまり楔を受ける選手のプレーのクオリティと同義だ。頼むぜー。


守備の方では、前述したような金崎の存在に対するケアが重要だと思う。おもに右サイドをプレイエリアとしてるわけだから、対面するのはゴートクと、左サイドハーフに入る選手。もうここは単純な1対1の世界だ。そこにどれだけ勝てるかで、この試合の流れは大きく変わってくる。超頑張れゴートク。



と言う事でもう勝つしかねーよね。さあやるぜ。名古屋倒してリーグ戦初勝利だおっらあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!