【プレビュー】10年第17節 京都戦@西京極

10戦負けなしとかさ、そういうのはこの試合に関してはどーでもいい。全くを持ってどーでもいい。真夏のクソ暑い西京極で対戦成績最悪の京都。これまでのシーズンの流れとか、京都は12戦勝ってないとか、中断明け以降無得点9失点だとか、そういうのもどーでもいい!!!!


一戦必勝しかねーよ!!!!!!!!!!!



京都に関して書くのはとっても難しい。一言で言ってしまうと、何をやってくるかはっきりしないからだ。
秋田監督に変わってから、ほとんど練習の時間が取れなかった前節とその前でやってたのは、加藤監督政権の最後の延長でもある、便宜上の表記は3-4-3だけど、ウイングバックがガッツリ下がるので5-2-3というか、フツーに伝説の7-0-3のような形。でもその2戦で7失点を食らってしまった。新潟サポだから書ける事だけど、7-0-3は緻密な約束事と気合いとモチベーションと運と、そして攻撃の全権を委られる圧倒的な個人技を有した前線の3本の槍を内包していないと、普通にぶっ壊れるシステム。あれ、そんなに簡単なものじゃないよね。相当な覚悟と準備がないと出来ない。
ただ、連戦がひと段落してやっと1週間の準備時間を取れたこの試合、色々な報道を見ると、渡邉大剛(彼はもったいないよなあ。いい選手なのに。)がはじき出されて、中村を左サイドバックに置いて、4バック+3ボランチ+ディエゴ&ドゥトラ&柳沢にする4-3-1-2みたいな形も試してるらしい。
なので、ハッキリ言ってしまうと全く分かりません!!何を書いたらいいか分かりません!!京都のここ2試合の凄惨な試合内容が、どこまで参考になるかも分かりません!!


ただ、一つだけ言えるのは、この試合に関しては今年の新潟がブラッシュアップし続けているボールを動かしてポゼッションを取り、攻撃的なビルドアップで相手を呼吸困難に追い込む事が最も重要だって事だ。
恐らく、ほとんど準備時間がない状況にあって、京都はここ2試合の基本的な姿勢である「ガッツリリトリートしてスペースを埋める守備をまず選択し、そこから前線の個性的な3枚のアタッカーに一気に縦に展開するカウンターを狙い続ける」ってのをやってくると思う。残留に向けた極めて現実的なサッカーだ。
となれば、その引いた相手に対して常にオラオラオラオラってプレッシャーをかけ続けるような、攻撃的なボール回しを繰り出し続けるべきだろう。ゴートクとヨンチョルのコンビで作る縦のラインとか、中に入るマルシオとそこのサイドのスペースに入ってくる大伍の横のラインとか、その両サイドに絡んでガシガシ相手につっかけていくミシェウとか、千葉ちゃんの縦パスと受ける貴章の関係だとか、そういう「いつもの攻撃」だ。相手がどうやってくるか分からない時こそ、これまで勝ってきたメソッドを鋭角化すべきだ。
時間はかかるかもしれないけど、そうやって焦れずに攻めていけば必ず突破口は見える。今年の京都の大きな特徴としてリーグワーストの32失点中、何と25失点が後半の失点であるというものがある。そう、京都は後半に我慢しきれなくなる傾向がものすごく強いのだ。
しかも!!この試合は18:00キックオフで30度超えも考えられるという恐ろしい条件。単純な体力勝負にもなるだろう。となれば、東京戦で顕著だった前線からのアグレッシヴなプレスとかはほとんど無理だと思う。(もしやったら泣きながら拍手をすべきだ。偉大すぎる。)
こうなると前述のポゼッションの姿勢が優位に働くはずだ。ボールは疲れない。ボールを動かして、相手を動かせるという事は、体力温存勝負の勝敗に大きく寄与する事になる。これが出来れば絶対に勝ち点3は見えてくるはずだ。



10戦負けなしでも、シーズン序盤のツケで、なかなか上に行けていない。でもポイントは確実に近付いてる。となればそこを抜け出すにはひたすら勝ち点3を積み上げるのみ。やるしかねーぜ。苦手だとか、そういうのはもう忘れてしまえ。自分たちのサッカーをブレずにやるだけだ。
京都倒してもっともっと上行くぞおっらああああああああああああああ!!!!!!!!!