「はなればなれに」「ブレス」「乱れ雲」「THIS IS IT」「肉弾」

  • 150 はなればなれに

俺様採点:4
超ポップなゴダール。自意識をすっごく甘く調理してる。ていうか結局「あー俺の彼女のアンナ、超ーーーーーカワイイっしょ?な?めっちゃカワイイよな!たまんねーよマジで!!」って事だよな。この時期。

  • 151 ブレス

俺様採点:3
これ絶対入ってないよね。

俺様採点:3
みんな誰でも愛する事が出来る。愛する事に制限も規制もない。ただし自主規制を設けないと、自分自身が苦しむ事になるのである。そんな普遍的なテーマをとってもメロウに描いてる。この作品の司葉子はとても賢明な選択だったと思います。愛はスピードとブレーキのせめぎあいなんだな。

俺様採点:4
昨日WOWOWでやってて、なんとなく観てたら最後まで観てしまった。やっぱりいいね。畏怖やノスタルジーじゃなく、「マイケルすげーだろ?」の視座。

  • 154 肉弾

俺様採点:5
大傑作。素晴らしすぎる。
前半の寺田農田中邦衛のコントに、仲代達矢がナレーションで突っ込むその間の上手さに爆笑し、笠智衆の小便が中々止まらずに「壊れちゃったかな?」に爆笑し、悲惨な脱童貞シーンに爆笑し、大谷直子との一連のシーンにうっとりする。
そして砂浜を舞台とした中盤から後半の一種ファンタジー的な世界観に驚嘆し(ある意味じゃエロトポ的な砂の景色)、それと同時に、愚直に日本のため・お国のために全てを投げ打つ「あいつ」の姿と、同時に抱える「戦争の愚かさへの疑念」の描写の配置の上手さに驚嘆し、ラストシーンの叫びと「あの姿」で繰り出されるストレートな反戦のメッセージに打ちのめされる。凄い。完璧だと思う。
これ、戦争映画のジャンルの中ではもしかすると人生で一好きかもしれない。