もしも高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

俺様採点:3
スポ根って、普通は出演者全員が納得して終わるもんじゃん。この映画も完全にその着地点に向けて走っていくし、予想通り川口春奈は死ぬし、全ての準備は整ってあとはそれで団結する大団円へ!って所から急にそのスポ根のセオリーを拒絶し始めるんだよね。だって前田敦子だけ納得してないんだもん、最後まで!!だから最後の「笑えてきたのに、なんかわかんないけど泣いちゃった」のセリフはとんでもなく正しいよね。そこで峯岸みなみは号泣してるのに、前田敦子は涙出てないのも正しいよね。だから、その勇気は大いに「買い」だと思う。

あとこれで初めて峯岸みなみの楽しみ方がわかった気がする。あの全力疾走を観て分かったわ。


ただ、全体としてエロが足りないな。ていうかアイドル映画をやるには童貞力が足りな過ぎる。アイドルがこんな事やったらたまりまへんなー!っていう童貞力を持った視座が少な過ぎるね。その辺はぜひ綾瀬はるか様の最強アイドル映画「僕の彼女はサイボーグ」を見習っていただきたいと思います。