ももクロ1stアルバム「バトルアンドロマンス」

期待されたアルバムを、完璧に期待通り、いや、それ以上の内容で見事に提示してくれた。もう言う事はないでしょう。素晴らしいと思います。堂々たる1stアルバム。現代アイドルの正統派の名盤が、アイドリング!!!の「Petit-Petit」なら、その反対にあるのが「バトル アンド ロマンス」になるんじゃないでしょうか。
マジンガーZと戦隊モノのオマージュに始まり、2曲目の「CONTRADICTION」のベースラインってこれ、完全にウルトラQだよね。そういうさりげないセンスもホント素晴らしいと思います。まあ、超絶大名曲「ココ☆ナツ」が入ってないんだけど、これ「ワニとシャンプー」の前に配置したら、ココナツのツケがワニとシャンプーで回ってくる、みたいな流れになってステキなのにとは思うけど、まあいいでしょう。あとヴォーカルの面で早見あかりの不在はやっぱり痛手であるし、彼女のパートが差し替えられたシングル曲に違和感を感じるといえば感じるのだけど、まあそのうち慣れるでしょう。そんなことが瑣末な事であると思6えるほど、素晴らしいアルバムです。急遽追加された最終曲も、「馬鹿だけどマジ」のももクロらしい姿勢をハッキリさせつつ希望を歌う名曲だと思うしね。

バトル アンド ロマンス

バトル アンド ロマンス