「メタルヘッド」「カーズ2」

俺様採点:3
なーんかストーリーテリングが下手なんだよね。ヘッシャーが明らかにキリスト的・神的なモチーフなのは分るし、そこから家族の心の再生につなげていくというアイデアはいいと思うし、色々挿入される笑いも悪くないと思うんだけど(屁をぶっ放すシーンはホント素敵!)、とにかく話の紡ぎ方が下手。だって母親への思いを断ち切るきっかけがばあさんの死って、これうまく繋がってるようで、実はそんなに上手くないんだよね。惜しいなあ。ジョセフ・ゴードン=レヴィットのメタルっぷりも、ナタリー・ポートマンの地味っぷりも、とても素敵なのに。

俺様採点:3
前作が西部劇・時代劇的なアプローチを持った作品なら、今回は完全にスパイ映画のそれ。ほぼジャンル映画といっていいほど、スパイ映画だね。それ以上でもそれ以下でもないけど、世界の街の風景を描く力量と構図の強さはさすがピクサー。凄いよ。
で、吹き替え版のエンドロールでがっつりポリリズムがかかるんだけど、ポリリズムっていい曲だなあ、というのが見終えた後の何よりの感想でしたよ!