Deerhoofの「Breakup Song」はつべこべ言わずに聴きましょう。最高です。
- アーティスト: Deerhoof
- 出版社/メーカー: Polyvinyl Records
- 発売日: 2012/09/04
- メディア: CD
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ディアフーフはロックアルバムとエレクトロニクス寄りのアルバムを交互に出してきていて、今回はロックアルバムの順番だったのだけど、完全にエレクトロニクス寄りのアルバムとなってます。そしてその方向の中では「deerhoof VS Evil」や「Friend Opportunity」なんかと並ぶ、いや、凌駕するような、素晴らしい作品だと思います。
今回は全体的に今まで一番ガチャガチャとして混沌としたアルバムかも知れません。ごく初期のジャンクっぽいノイズが散りばめられている印象なのだけど、当時はギター等で奏でられて4トラックのMTR経由で表現されていたのが、今回はギターのみならず色んな楽器(ハード、ソフト限らず)で恐らくMacBook経由で表現されているという、その遥かなる進歩に、昔からのファンはゾクゾクするだろうし、新しいファンは新鮮に聴けるのではないかと思います。本当に凄いですよ。
あと今回顕著なのはヒップホップ的な佇まいでしょうか。これまでも結構そういうアプローチはありましたけど、今回はそれがより鮮明になってる気がします。リズムだけでなく、音の配置的にも。The Rootsと親交が深いのも、よくわかりますよね。
ということでこの大傑作、是非どうぞ。
あ、ついでにこちらのエントリーも併せてどうぞ。ディアフーフの全作品紹介です。今作も近々追記しようと思います。もう少し情報を仕入れてから書きます。
http://d.hatena.ne.jp/summerwasting/20110114/1295064322