DEERHOOF / The Floating Guitar Borchestra Of Boredoms@www

札幌に続き、今回3回目のディアフーフ、行ってきました。コンプリートです。
The Floating Guitar Borchestra Of Boredomsは初めて観たのだけど、久々に顔がビリビリするような轟音とドローンで、ムチャクチャ気持よかった。ギター弾くのってって楽しいよね。その原初的な喜びを思い出させてくれる音。被さるVJも実に素晴らしかった。
そしてディアフーフ!今回もセットリストはこれまでと同じ。衣装もほぼ同じ!
エビ中との対バンのディアフーフは「ポップでエンターテイニングなディアフーフ」。札幌は「ブルータルなディアフーフ」だったのに対し、今回のディアフーフは「ジャンクでフリーキーなディアフーフ」だったように思う。いつものように変拍子とズレをバンバン繰り出す演奏なのだけど、この日のグレッグのドラムはいつも以上に手数が多く、拍子の中からはみ出しまくってた。それと呼応するようにギターもぐしゃぐしゃに暴れまわる。あとサトミさんのジャンプも多分今回で一番高かったw


ということで、セットリストに変化がなかった3公演だったのだけど、演奏の内容は3つとも完全に違っていて、ライヴバンドとしてのディアフーフの実力を改めて思い知らされたように思う。本人がDOMMUNEで、「ヒットソングはないけど、毎回違うことをやって、毎回ファンの人はそれを受け止めてくれる」って言ってたけど、確かにそれはその通りで、そういう意味では彼らにとって最も重要なのは「名曲」よりも「名演」なのかもしれない。それがブレずにあるから、18年間、毎回素晴らしい新作を作り続けているのだと思う。だって名曲は変わらないけど、名演は常に変わり続けるものだものね。


今回も本当に楽しかった。ありがとうディアフーフ!次はどこで会えるかな。東京かな?香港かな?もしくは他の国?ともかく、またどこかで!