男は女を若い頃に知り、騙され、打ちひしがれたほうがいい
ということを中国に来て思いました。中国で日本人ってモテるんですよ。その理由の95%くらいは金絡みですよ。そこを見極めないと、やばいことになる気がします。そしてそうやってやばいことになる日本人の大半は、若いころに日本でそういう女性に関する面倒な目に会わなかったちょっと歳をとった人(要はおっさん)です。甘い汁の味と、その甘い汁が突然変質して苦味と毒性を持ち、今まで甘美な思いしかしてなかった舌が、ある日を境にビリビリと痙攣し始めてしまうあの感じを知っておかないといけないんだと思います。
俺は別に女性経験が豊富な訳ではないですし、上からの目線で書けるほどの人間ではないですけど、それでも中国に来て自分がかつて経験した「これから毒になる甘味」と類似したものを目の当たりにした時に鳴り響くアラートは、今のところうまく機能していると思います。そしてそのアラートが鳴らない人も見てます。
色々ありますよね。日本にいた頃は日々を送る中であんまり目にもせず、存在は当然認知しているけど体感はなかなかしない「人間の業」みたいなものを、こっちに来てからとてもよく目にするようになっています。この経験が人生の深みを生んでくれるように、そのための努力は怠らないようにしたいと思っています。