中国・香港で食えるうまい蕎麦 - our favorite summer wasting

こっちに来てから9ヶ月ほどになります。その間色んなものを食べたけど、日本料理自体はやはり隣国という事もあり、レベルは低くない思います。ニューヨークに行った時にふらっと入った日本料理屋でなんじゃこりゃって経験をしたことがありますけど、なんじゃこりゃレベルのものはほとんど出会いません。日本人がオーナーやってるところもあるし、やっぱりちゃんと競争があるんでしょうね。まずい所、日本人が行かないところはやっぱ潰れていくんだと思います。
ただ、その中でも本当に美味いと思えるものに出会えていなかったものが蕎麦なんですよ。俺そば大好きなんです。日本にいた頃、夏場はほぼ毎日蕎麦食ってましたからね。「帰りにソバ、ザルかせいろだそれが正論、入んないからいっつも食ってんだけどもこれが夏となるとまた格別なのよ」ですよ。まあ春も秋も冬も食ってましたけどね。家で食う時はシマダヤが作ってる深大寺そばっていうのがまあ最強で、あれメチャクチャ食べてました。思えば子供の頃から地元の自然薯で作った蕎麦を食いまくってた影響なんでしょう。思えば食卓にうどんがでるってあんまりなかったな。
で、こっちの蕎麦はうまいと評判の店にいっても、どれも粘土食ってるみたいなんですよ。ブヨブヨモゴモゴしてて、ちっともうまくないんです。だから、やはりこっちでは無理なのかなーと思っていたんですけど、やっと香港で発見しました。それが銅鑼湾にある『黒瀧板蕎麦専門店 KUROTAKI 』です。
ここの蕎麦はちゃんとしてます。そりゃ日本の蕎麦の美味しい店に比べたら落ちますけど、しっかり「日本の蕎麦」になってます。粘土じゃなくて、ビシっと飲み込む時のあの蕎麦のスッキリとした感覚があります。あと昼のセットは非常にコストパフォーマンス高いと思います。こないだは蕎麦と鴨焼きと刺し身のセットを頼みましたけど、これで138HKDですから。安いですよね。鴨はちょっと冷えてましたけど、悪くなかったです。
ということでこの店が潰れたら悲しいので（いや、お客さんは結構入ってましたけど）香港にいる皆さんはどんどん行って下さい。いい店ですよ。蕎麦以外のメニューの質はまだわからないので、今度試してみようと思ってます。
以下、リンク貼っておきます。あ、openriceの評価がなんか微妙ですけど、やっぱり日本人の感覚とはズレるんだろうなって思いますね。それだけ日本的な蕎麦を出してくれる店だってことだと思います。ってかopenriceで評価が高くて行ってみたら、あれー？ってなるパターンは多いです。中華料理と日本料理でそれが多いですね。でもインド料理とか東南アジア料理は結構評価通りなケースが多い気がします。個人的に人生最高峰レベルのインド料理屋もopenriceで非常に評価高いですしね。それぞれのネイティヴの味で行き違うところがあるんでしょう。香港人が日本のメチャクチャ美味い割烹で食べて本当に美味いって喜ぶのか、って考えれば何となく分かりますけど。
ああああ腹減った。