ありがとう、うっちー
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正直、泣きそうになっている。内田潤がいる間にタイトル取れなかった。取りたかった。心の底からそう思う。
新潟がJ1で生きていく地盤をしっかりと作ったのは鈴木淳時代だけど、その歴史は間違いなく内田潤とともにあった。「俺達は強者になっていいんだ」って事を、肌感覚で感じさせてくれたコアメンバーの一人だ。06年に途中加入してあっという間にサイドの核になったこと。07年のマルシオとの絶妙のコンビネーションと何度も輝いたビルドアップのセンス、そして千葉戦の美しすぎるループシュート。08年の苦しい戦いの中でも、プレーだけでなくスポークスマンのような立ち位置で、いつだって気丈なコメントを僕らに届けてくれたことと、そしてきっとそんな姿に対するサッカーの神様の粋な計らいであろう最終節の伝説のミドルシュート。09年の奇跡のチームの貴章、マルシオ、うっちーのトライアングル。
正直言って、俺がこれまでで最もアルビレックス新潟に心酔してた時期の、絶対的な核。そういう選手だった。だから、一緒にタイトルを取りたかった。
そして、サイドバックは守るだけ、サイドに駆け上がってクロスを上げるだけではないという事を、アルビレックス新潟というチームの遺伝子にしっかりと組み込んでくれた偉大な選手だと思う。「うっちーができていたことを、この選手は出来てないな」「あ、これうっちーがやってたことと同じだな」っていう視点が、チームに、そして僕らサポーター側に確実に存在しているということは、おそらくこのチームが強くなるために、いつか必ず役立つはずだし、おそらくそれは既に効力を発揮していると思う。川口尚紀を見ていると、それを感じる。だから、一緒にタイトルを取りたかった。
でもこれでずっとお別れになるわけじゃない。またこのチームに選手としても、スタッフとしても、戻ってくることはあるだろうし(そしてそれを心から期待してます)、その時にタイトルを取って、カップかシャーレがうっちーの手に渡される時に、大号泣しようと思っているので、今は泣かないことにします。
ありがとう、うっちー。またよろしく!