中川翔子とビル・マーレイ

いやー昨日の更新さ、一つの試みだったんだよね。つまり「ブラザートム」というキーワード一つでどれだけの人が集まってくるのかっていう。
結論 : 0!!!!
リンク元見ると色んなキーワードでここにいらっしゃる人がいるわけだけど、「ブラザートム」は気持ち良い位ゼロ!!お前らもっとブラザートムに興味持てよ!俺はこの後、恐らく2度とブラザートムの話題をここで出しませんけどね!出さないんだから!ほ、本当に出さないんだから!ってどうですこのツンデレ具合。


まあそれは置いておいて今日、中川翔子ハロモニの雄姿を見届けた後、「ブロークン・フラワーズ」観て来ました。最近映画観てなかったのと、先週末雨のせいで何もしなかった自分への戒めも少し込めて。あ、一応ネタバレになるんでこれから観る人は読まないほうがいいかも、って事を断っておきますね。
とりあえずね、ビル・マーレイのフレッド・ペリーのジャージの似合いっぷりは異常。ていうかあの映画の主役って、ビル・マーレイよりむしろジャージじゃないのか?まあ、この辺は後で言及しますけど。
この映画って要は話のプロット云々より、ビル・マーレイの心と体の動きを観察してあーだこーだ考える映画なんだろうね。突然舞い込んだ手紙から旅が始まるわけだけど、その旅程やホテル・車・飛行機の手配を全て隣人に手配してもらい、ついでに車内で聴くCDは隣人に焼いてもらったエチオピア音楽。口ではノーしか言わないくせに、結局その隣人の予定に全て沿う。かつて事業に成功して成金になったプレイボーイの面影はなく、今では毎日ジャージ着てぼけーっとアニメや映画を観る生活。
なのに、ラストシーンでは自分の勘という一番曖昧な部分を基にして、今まで見せなかった勢いで突貫しちゃう。んで、いざ自らの父性を見せる場面になったら「現在が一番大事」という恐ろしく紋切り型の助言しかできず、息子(だと思い込んでる)青年には「え、仏教徒?(プ」とあしらわれ、それどころか深追いしてその息子(だと思い込んでる)青年に「うはwwwこのひとやべえwwww」って思われて猛ダッシュで逃げられちゃう。んで、最後に自分の家へ向かう車から覗く自分の理想とはかけ離れた男を発見すると。
んで、さっきのジャージの話なんだけど、この映画の冒頭でやたらとジャージが強調されてるんだよね。赤・緑・オレンジの色違いのジャージをわざわざビル・マーレイに着せて。あれ何なんだろう、って思ってたんだけど、ラストのシーンでその伏線が活かされてるんだろうね。最初息子だと見込んだ青年はジャージを着てる。ビルからみれば自分と同じ感性の持ち主だって思ったはずで、そこが突貫する一つの理由になってると思うんだ。しかし、その青年の着てるのってフレッド・ペリーじゃないんだよね。ブランド分からんけど、しっかりその「非・フレッド・ペリー」は描かれてる。んで、最後の自分の理想とは異なるもっさい男のジャージ。あれフレッド・ペリーなんだよな。ご丁寧にオレンジ色まで同じ。
最後の男が息子なのか、それとも無関係の男なのか、もしかしてビルが見た幻なのか、そもそもあの手紙は本当に昔の恋人から来た手紙なのか?最後までわからんけど(なんせジム・ジャームッシュは「本当の息子?俺も知らねえ!」って言ってるらしいからなw)、ともかくどうしようもないビル・マーレイの顔で本編終了と。見終えた後のビル・マーレイに対する、というかこの映画に対する気持ちはAAで表現するならm9(^Д^)プギャーと(´・ω・`)ショボーンの50:50って感じでしょうか。
まー、色々こっちの想像に丸投げされる要素はいっぱいだけど、結論としては面白かった。つーかビル・マーレイっていいな。ぶっちゃけビル・マーレイが出てる映画をしっかり1本観たのってロスト・イン・トランスレーションだけという、映画ファンから見たら嘲笑必至のニワカっぷりなんだけどね。とりあえずビル・マーレイ絡みの作品を見てみようかな。最近映画見てないからレンタルビデオ屋行って何か借りるか!って意気込んだは良いけど、結局何も選べず何を血迷ったか「あぶない刑事」のテレビのレギュラーシリーズのDVD借りて「また銀星会か!がんばれタカ!」とかほざいたり、子供が入っちゃいけないピンクの暖簾をくぐってMOODYZのコーナーチェックしたりしてばっかだったんで、ビル・マーレイという指針が出来たのはいいことだ。
んで、タイトルにある通り、しょこたんビル・マーレイの間にあるモノを考察してみようかと思ったんですけど、ぶっちゃけ何も浮かびませんwwwだって勢いだけでつけたタイトルですもの!まーとりあえずそろそろハロモニBerryz工房のコーナーを作れ。