英国製飛び道具

イングランド×エクアドル。はっきり言って、今大会のイングランドのサッカーの洗練度を考えてみると、それは「乏しい」と言わざるを得ないと思う。アルゼンチンのような強固な組織的な守備ブロックやパスワークがあるわけではなく、ドイツの様に前線の強烈なコンビネーションを有しているわけではない。
それでもここまで特に不安もなく勝ち進んでいるのは、強烈な飛び道具を持っているからだよね。例えばトリニダード・トバゴ戦でのクラウチの高さ、ジェラードのミドル。そして今日は今更言うまでもない未曾有の飛び道具、ベッカムのFKが炸裂した、と。
まーここまで「圧倒的優勝候補」だったアルゼンチンがメキシコ戦で苦しみぬいたって事もあるし、優勝争いの行方は混沌としてきた感があるけど、イングランドみたいな満を持して飛び道具が飛び出すようなチームが、案外最後の最後で勝ち進む事になるかもね。
だってイングランドまだ隠してるじゃん。ランパードの鬼みたいな飛び出し&ミドルとか、ルーニーの個人技とか(今日片鱗を見せたけどね)、はたまたウォルコット君とか?