反町じゃぽん、初陣

えー、んじゃ単刀直入に言います。昨日のU-21の試合、本気でアルビレックスの試合を見てるのかと思ったよ。
前半はとにかくグダグダ。とりあえず失点を避ける為に前線に数人を残してリトリートして、バックと分厚く組織した中盤で、数的優位を作る形をベースにしたプレスを徹底。そうやってひたすら相手の攻撃を潰しにかかる。(でも数的優位が作れなくなった時にサイドをすこーんと破られてピンチを招く)
しかし後半は打って変わって、相手が前半に見せた脆弱な部分を突く事に腐心した、カウンター中心の攻撃で得点を狙う。(昨日の中国で言えばバックのサイドに頻繁に生まれる危険なスペースだったね)
んで、効率よくシンプルな攻撃で得点を手に入れ、あとは前半同様の守備組織を構築して勝つ、と。うーむ、見事に5年間見てきた(特に最後の3年)サッカーだぞこれは。なんだか懐かしくてセンチメンタルな気分になってきたww


まーとりあえず初陣勝利おめでとう。発足から1週間、しかも怪我人やチーム事情で選手選考に限りがあった中でこれだけの試合ができれば上々と言った所だろうな。しかし1週間でこれだけできるのに、なぜブラジルに1ヶ月いてこういうスタートが出来ないのかと・・・・。まあ、それは言うまい。
まあ、まだまだ荒削りにも程があるけど、ある程度リトリートした形で、バックと中盤の連動でプレスをかけるという基本的な守備コンセプトと、スペースに対して常に敏感である姿勢を忘れず、奪ったら縦に早く攻めるという攻撃面のコンセプトが見えたというのは評価していいんじゃないかな。まあ、前半グダグダなのはデフォだ!あきらめろ!

選手個人の評価に目を移してみると、両サイドハーフの本田と中村北斗の動きが際立っていたね。本田に関してはスピードがあるほうではないし、運動量も特筆するものはないと思うけど、とにかくフィジカルの強さを発揮する場所とタイミングのセンスがいい。あのヘッドはそれが凝縮されたようなシーンだったね。この世代の中心となっていくべき選手だと痛感。
あと3バックだけど、伊野波はちょっと危なかったね。まあ、いきなりやらされたら仕方ない部分はあるけど。あと増島は思ったより良かった。フィジカルコンタクトの部分が成長している、って評をどこかで読んだけど、なるほどそんな感じ。そして青山。素晴らしかった。本当に高いし強いし早いし、いい選手だねぇ。・・・・・・って書いてたらA代表に招集だって!!すげー!オシムさすが!頑張れ青山。
あと反町のサッカーって基本的には典型的なトップ下を置かない中盤の構成だけど、代表でもやっぱりそんな感じみたいだね。そんな中で梶山がアクセントになる面白いプレーしてたのが印象的。
あとGKは西川がいれば何も問題無いな。素晴らしい選手。

というわけで、やっぱりこの世代は素晴らしい人材が揃ってると改めて思ったわ。これに加えて家長や谷口や水野や水本、下の世代からは福元や梅崎や内田やアトムや伊藤翔やらが出てくるわけだ。そして平山という未曾有の才能もいる。
なんだか代表熱高まって来ちゃったよ。4年ぶりくらいにね。