日本代表 ガーナ戦

遅ればせながらガーナ戦について。ガーナのプレスが緩いシーンが多かったのを差し引いても、日本代表の展開したサッカーは悪くなかった。というか全体の意識の統一が今までとは格段に上がってたのは感心した。
それに加えて中村憲剛播戸竜二山岸智といった代表デビューの選手は明らかに尋常ではないモチベーションを見せ付けてくれた。山岸は寿人の完璧なクロスを決めたかったけどね。
そして3-4-3気味の変則的な攻撃陣も、右の寿人を中心に時折輝くプレーを見せてくれた。巻あたりが決定的なシーンをフイにしまくったのはマイナスだけど、明らかにここ2試合の停滞感を吹き飛ばす、いい試合だったと思う。


ただ、1つ腑に落ちないのはマスコミの異常なまでの評価の厳しさ。ジーコがあまりに酷かったとはいえ、オシムに変わってそこまで劇的に変化するとでも思っていたんだろうか?シャムスカも言っていたけど、サッカーにマジックなんてほとんどない。少しずつ蓄積していくしかない。そして始動してまだ3ヶ月ほどのチームが展開した昨日のサッカーを見て、成長した部分を感じる事が出来なかったのだろうか?
ジーコ時代は無根拠な楽観論、オシムに変わった途端極端な悲観論。この国のスポーツメディアはクソほども変わってない。いつになったら市井のサッカーファンと彼らの溝は埋まるんだろうか。