U-20ワールドカップ　スコットランド戦

サッカー

日本代表 3-1 スコットランド代表
いやー素晴らしい内容だったね。家を出なければならない時間ギリギリまで粘ったので、最後の10分は見れてないんだけどさ。しかしこのチームはずっと好不調の波が激しいのが特徴だけど、今日は間違いなく絶好調の日だった。これがずっと続いてくれれば。
まずはなんと言っても今日の最大の勝因は全員が、本当に一人残らず全員がハードワークをこなした所だろうね。スコットランドのボールホルダーは日本の早いプレスに全く対応できず、試合を通して日本が優位にゲームを進める事が出来た。スコットランドはタイプ的にこういう俊敏なサッカーをするチームとの相性がよくないってのもあったんだろうけどね。まさにオシムが目指す「日本化」ってやつだよな。素晴らしいじゃない。
特に中盤は素晴らしかった。中盤の前3人＝梅崎、柏木、アトムはこのチーム最大のウリだろうね。運動量があって、テクニカルで、スピードとアジリティに溢れ、組織的で機能的。そんな日本がウリとすべき要素をまさに体現していると思う。今日はこのチームの大黒柱である柏木にパスミスが多くて、彼自身はちょっとゲームの流れに乗れないまま過ごしてしまったけど、その分アトムと梅崎が本当に素晴らしいプレーを見せてくれた。アトムは運動量と守備意識とスペース目掛けてのランニング、梅崎はドリブルによる局面の打開とミドルシュート････と彼らに披露してもらいたかったプレーをほぼ完璧に実行。これぞ面目躍如。
そして表の主役が彼らならば、裏の主役は間違いなくその中盤の前3人を後ろで支える青山と、槙野・福元のセンターバックのセンター3枚だろうね。この大会における日本の戦いを左右するのはシステムや戦い方を考えると中盤の底のポジションだと思うのだけど、この試合の青山は素晴らしかった。アジアユースの時に散見したパスミスが殆どなくなり、的確なポジショニングと当たりの強さを見せた上に、ゴールまで決めた。
センターバックの2人も馬鹿でかいスコットランド人に高さで負けることなく（GKの林もハイボール完璧だったしね）、高い位置からボールを奪いまくって攻撃に繋げ続けた。しかもそのビルドアップの最初となるセンターバックからのパスが凄く良質。それが日本の攻撃を厚くする事に大きく寄与してたと言えるだろうね。
それとサイドバック。彼らがどれくらい攻撃にバイアスをかけるかが、この大会の日本の戦い方を決めてしまうといっていいと思うのだけど、二人ともあくまで攻撃的ながら、守備に関してはほぼ破綻なし。改めてＪリーグで首位を走るチームと4位につけるチームのバリバリのレギュラーは違うよな、なんて思ったね。イケイケどんどんだった安田はいつのまにか大人のプレーが出来るようになってるし、内田はもともと守備も上手い選手だったけどここ最近の飛躍的な守備面の向上は目を見張る物があるしね。いいじゃな〜い。強いチームには絶対素晴らしいサイドバックがいるものだからね。
それと豪壮なデカモリシとクレバーな河原っていう2トップの組合わせもいいよね。森島は完全にこのチームのエースになってるし、河原もずっと変わらず前線にボールを引き出しまくって攻撃を牽引してるしね。あとはゴールだな、河原。おまえが決めればチームは盛り上がるぜ。


とまあ、いろいろ言って来たけどとりあえず言いたい事は、お前らゴールパフォーマンス素晴らしすぎｗｗｗって事だよなｗｗｗｗあのビリー・ブランクス→ウェズレイというコンボ、朝っぱらから腹抱えて爆笑しちゃったじゃねーか！！いや、前からわかってた事だけど、このチームはアホなことやらせたら天下一品だからな。つーかブートキャンプに参加するアトムの可愛さといったらもう！
しかしこれって、フジの夕方の安藤優子枠で結構取り上げられたりしそうだよな。世間のおばさんたちにもわかりやすいだろ。若い男の子たちがビリーズブートキャンプのパフォやってる〜！っての。ハンカチ王子、ハニカミ王子と続いて今度はビリーズ王子でいいじゃん。リアルで王子と呼ばれてる柏木もいるし、青木は玉子だし。梅崎はフランス帰りだしフレンチ王子でいいよ。アトムはアトム王子でいいか。河原はえなり王子で、槙野はモヒカン王子だ。安易過ぎる？いやいやハンカチだってハニカミだって安易なネーミングだしこれでいいんだって。世間のババアなんてこのくらい分かり易い方がいいんだよ。
つーわけでこんな感じでメディアに扱われるくらいの快進撃を見せちゃってくれ。もうあえてスターシステム乗っかりまくっちゃおう。世間のババアのハートを掴みまくって大きくなってくれい。
このチームは冒頭でも書いたとおり、いい時と悪い時の差が激しいチーム。最高の試合の後に最低の試合をしちゃったりする。でも、泣いても笑っても数試合でこのチームは解散だ。だからそんな悪癖を押さえ込んで、有終の美を飾ってくれ。そしていろんな物を吸収して帰ってきてくれ。