【プレビュー】第32節 横浜FC戦@日産スタ

今シーズン残り3試合で5位。清水との勝ち点差を考えると5位が今年狙える最高順位である事は確定。となったらもう全勝して今の順位死守するしかないよね。っつーわけで今年最後のアウェーである横浜2連戦でございますよ。
さて、横浜FCだ。最速でJ2降格という不名誉な記録を残してアディオスJ1が決定しているチームだけど、今シーズンはここまで3勝。そして5月26日に勝利して以来、18試合で16敗2引き分けという悲しい数字を残しちゃってるのが彼らの現状だ。正直言って、この試合で勝ち点3を逃してるようじゃ5位なんて無理だろう。それくらいの覚悟で臨んで欲しい。
最近の横浜FCが展開するサッカーの特徴はなんと言っても「縦に速い」という事だろうね。高木監督が解任されてジュリオ・レアルが監督に就任した当初は、割と繋ぐ意識を高くしたサッカーをしてた印象があるのだけど、戦術面の浸透や選手の特徴・ポテンシャルを考えた時に、縦に速く攻め込んでいくという形が一番有効であるという事で落ち着いたのだろう。
システムは4-3-3で、3トップを形成するカズやカタタウや三浦アツに一気に展開して、中盤の選手がフォローしていくってのが基本。特にカズとカタタウのスピードがこのチームの生命線だと言えるだろうね。しかし今カズの「スピード」って言ったけど、40歳の選手の特徴がスピードってすげえよな。平気でスピードで柏のDFの裏とか取っちゃうからなwwホントこの人は異常だ。尊敬する。
なので、まずはカタタウとカズの縦への動きを注視してしっかり潰す事が重要だろう。言ってしまえば明確な攻め手がこの縦への性急な展開しかないってのが横浜FCの現状だから、ここを気をつければ彼らの攻撃の大半は防げる。横浜FCの中盤で唯一サイドを活用すると言う意識を持っている滝澤が嫌と言えば嫌だけど、速い展開を押さえ込んで遅攻にしてしまえば彼はサイドに張り付くだけの選手になってしまうし、何せ彼が対峙するのはマルシオ&内田の新潟が誇る右サイドコンビだ。滝澤を逆に守備に追い込むような攻撃を期待していいはず。あと久保と難波が現場復帰の噂だけど、今やってるサッカーを考えれば難波はともかく久保は大きな脅威にはならないだろう。
あと横浜FCの守備だけど、攻撃から守備への切り替えが遅いという弱点がある。例えば4-3-3のアンカーやってる山口がするする前に顔を出す事が多いのだけど、そこを中盤がしっかりフォローできない為に攻撃を仕掛けてきた相手にバイタルを楽に使われたりするシーンが余りに多いとか、組織がチグハグな印象は拭えない。しかもそのスカスカのバイタルをDFラインから飛び出して一人でフォローしまくってた、横浜FCの守備の要の早川がこの試合出場停止。なので前節のFC東京戦みたいな、新潟らしい奪ってからの速攻をバイタルやサイドのスペースを上手く活用して発揮できれば、自ずと勝利は見えてくるはず。この試合はFC東京戦でも猛威を振るった新潟のトップスコアラー3人=エジミウソンマルシオ・リシャルデス矢野貴章の走りと狡猾なスペースへの飛び込みが重要になるだろうね。エジは得点王の為に、貴章は目標の2桁得点のために、マルシオダイバスターの面々(特にユリッペ)の為に、貪欲に暴力的に得点を奪いに言って欲しい。
今年の新潟が成長した点の一つは、下位チームに対してしっかり無慈悲に勝利を収める事ができるようになったということ。明らかな糞ジャッジがなければ(大宮戦の長田とか、大宮戦の長田とか、あと大宮戦の長田とか)。じゃあこの試合もその成長を見せてもらおうじゃないか。今の順位を、目標の順位を死守するために必須なのは勝ち点3!横浜FC粉砕して5位キープするぞおらああああああああ!!!!!!!!!!!!!