【プレビュー】第33節 マリノス戦@日産スタ

さあ、もう今年も残り2試合。そしてアウェー戦としてはこれがラスト。しかし後2試合なんだよな。なんかあっという間だったとも思うし、大分で琉球と鳥天食って「〜っち」っていう方言がかわいい女の子とくんずほぐれつになったのが第1節だと考えれば長かったとも思うね。まあ、今年は本当に濃かったから必死に試合を追っているうちに終わったって感じかな。
ま、ともかく今年もあと2試合だ。そして5位という成績で充実の2007を締めくくるために、2つ勝つ。勝ち点6を獲る。もうこれしかない。
今回の相手は横浜Fマリノス。今年のマリノスのサッカーの特徴はなんと言ってもチーム全体でのプレスを重視している点。特に今年の4月くらいに猛威を振るったのは、新潟サポならみんな知ってる所だろうwそう、今年の前半戦ではものの見事に6点ぶち込まれてるチームである。
ただ、やっぱりこのプレスの戦術は、シーズンを通した体力的な面や、そのプレスをロングボールで無効化されたり、組織にギャップを作ることでそのプレスを掻い潜られたり、色々な要素が重なって、中途半端な位置で落ち着いてしまっている感が否めない。特に興味深いのは川崎がナビスコの準決勝で取ってきた戦術。あの試合では4バックでスタートしたのだけど、中盤の構成は久木野が左サイドに張って、残りの3人が中心に構え、右サイドを敢えて空けるというアシンメトリーな形だった。恐らくあれは相手とガチで対峙することででプレス戦術に嵌るのを避けたってのもあったんだと思う。
なので今回の新潟も同様。最近のマリノスはダイアモンド型の4-4-2からボックス型の4-4-2に変更してきているけど、つまりは前回に比べてますます新潟と似た形になってる。と言う事で、問題はどうやって対峙する相手をいなしていくか。前回の0-6はガッツリ相手の戦術に嵌ってしまい、恐ろしく能率的なカウンターを喰らって失点を重ねてしまったけど、あの反省をどう活かすか。
その為にまずはサイドでしっかり起点を作って、性急な打ち合いに持ち込ませないことが重要だと思う。前回の対戦で敗北を喫した原因に一つは、そのサイドでの起点を山瀬弟や吉田にうまく作られてしまった所にある。そこでしっかりボールが収まるので、バイタルへのボール供給がスムースに行ってバイタルを蹂躙されまくって、プレスからのボールロスト→カウンターの連発になってしまった。そこで、右も左もサイドバック+サイドハーフの2人でしっかり起点を作って、そこからワイドに展開していくような形を取りたい。
それと中盤から前でどれだけアクセントをつける事が出来るかが重要になるだろう。その為のキープレイヤーは2トップ、マルシオ、そしてシルビーニョ。2トップは前線から相手にプレスをかける事と、サイドへ開いて相手の組織を揺らがせるといういつもの仕事。マルシオはそのキープ力でプレスを掻い潜るプレーを見せることと、ドリブル突破と言うアクセントをつける事。シルはパス供給。その「いつも通り」のプレーをいつも通りに見せてくれればいい。
0-6という屈辱的なスコアのリベンジを果たすために、そして5位を死守するために、エジにとっては得点王を狙うために、この試合で欲しいのは勝ち点3、それだけだ。会心の試合だったFC東京戦、苦しみながらも底力を見せた横浜FC戦のこの流れを維持して、最後まで突っ走るためにも、マリノス倒して勝ち点3取るぞおらああああああああ!!!!!!!!!!!