ブラーボー!!のだめカンタービレinヨーロッパ

最高!!!連ドラも「歴史的傑作」という冠をつけても良いくらいの出来だったけど、2時間半×2の今回のスペシャルも本当に本当に素晴らしかった。
正直言って原作のヨーロッパ編って、国内編に比べてちょっと薄い感じがしてあんまり好きじゃないんだけど、今回のスペシャルはそのヨーロッパ編の美味しい所をしっかり抽出して、5時間と言う枠の中に完璧な形でラッピングしたと思う。黒木くんの葛藤も、千秋がのだめを本当に好きになり始める過程と紆余曲折も、ホントうまくまとまってる。だから今回ばっかしは原作より楽しめた、って言えるかも知れないね。
あとこのドラマは原作準拠が基本だから、キャスティングの妙がこのドラマの完成度を高めている最大の要因だと思うんだけど、今回のウエンツ瑛士御大も、ベッキーも、片平=アリキリの石井のキャスティングもみんな良かったね。特にウエンツ良かったなあ。フランクそのまんまだった。
そして改めて、時間も場所も限りのある海外ロケを敢行して、その成果を最高の形で残した製作スタッフ一同に心からの賞賛を。原作のペースを考えればこの作品の「次」があるかどうかもわからないけど、とりあえず連ドラと今回のスペシャルをもって、のだめカンタービレはドラマ史にその名を燦然と残したと言っていいだろうね。皆様、お疲れさま。楽しかったですよ。