「ショーシャンクの空に」をやっと観たんだ

ずーっといつか観ようと思っていながら、ビックリするほどの高評価に若干の訝しさを感じてて少々敬遠してた「ショーシャンクの空に」をやっと観ましたよ。
で、結論。そんなに面白いかこれ?
いや、丁寧に書かれてて良く出来ていると思うんだけど、ゴマンとある脱獄モノの中でも特筆して語られる程なのかな、これ。ジャック・ベッケルの「穴」とかに比べれば全然。
いいシーンはいっぱいある。演技もいい。演技はめちゃくちゃいい。だけどそれがただの羅列になっちゃってる気がするんだよな。
例えばジャック・ベッケルの「穴」はあの「ただ穴を掘る」という緊張感と、ビリビリ震えるような「音」の映画。本当にそれだけの映画。だからこそ痺れるんだよな。ショーシャンクが名作だと思えないのは結局、焦点がボケちゃってるところだと思う。いやまあ、面白かったんだけどね。駄作とかでは到底ないんだけどね。

あと、刑務所とホモ野郎ってのはやっぱよくあることなのかね。プリズン・ブレイクでもそうだし、ジャックベッケルの「穴」でもこの「穴」が実はダブルミーニングだって説もあるしな。


俺の生涯ベスト10に入る映画の一つが「ボギー!俺も男だ」なんだけど、その元ネタである「カサブランカ」、実は観た事なかったので観てみましたよ。
なるほどな。やっぱ「カサブランカ」を観てから「ボギー!俺も男だ」を観ればよかったなー。まあ仕方ない。しかし「As Time Goes By」っていい曲だなあ。たまらんわ。
という訳でまた「ボギー!俺も男だ」観たくなってきたので来週借りてこよう。



クレしんの映画史上最低の映画と名高いこの作品。うん、間違いなくその通り。酷い出来だねこれ。このクオリティでよく3本も映画撮らせてもらえたな。この監督。自分の怪獣オタクとしての欲求を満たしたいだけじゃねーか。
まー色々言いたい事はあるけど、「声」が一生戻ってこないぶりぶりざえもんをこんな安易に使うなよ。それが何より腹立った。