【プレビュー】08年第1節 大宮戦@NACK5スタ

うらっしゃああああ!!!開幕じゃあああ!!!!開戦前夜の皆様、いかがお過ごしでしょうか?ワキワキしちゃって汁がぴゅーぴゅー出てますでしょうか?俺は出てます。という訳で今年も毎節のプレビュー/レビューやりますよん。んじゃ、大宮との試合の話の前に08年シーズン全体の話をちょっと。
俺が個人的に、今年はどんなシーズンと捉えてるか。これについてはこのエントリーでも色々書いた通りなんだけど、去年のような上位争いに食い込む経験をどう活かして、もう一度その争いに参加できるかどうかを試されるシーズンだと思う。いつか本気でトップに立ちたいと願うならば、目指すべきは去年と同様の成績。優勝するようなチームは「勝つって事がどういうものなのか」に関してのノウハウを大量に持ち合わせてるものだと思う。今の新潟に決定的に足りないのはそこ。だからできるだけその経験を、去年色々と経験できた今だからこそ、6位という成績を手に入れる事が出来たメンバーが揃ってる今だからこそ、もう一度たくさん手に入れたい。サッカーチームは1年ブランクが出来ただけで簡単に腐ってしまうもの。だからこそ、今年しっかり去年の流れを継続させたい。
それまでの凡庸な成績を突き抜けて、好成績でシーズンを終えることが出来たチームは今までもたくさんいた。だけどそんなチームが全て成功してるわけじゃない。降格の憂き目に会ったチームだっている。でも優勝を経験したチームはどこだって最初はそんなシーズンから始まり、ジワジワと勝ちグセをつけてきたのだ。
そして新潟が後者になるために、今年は物凄く重要なシーズンだと思う。だから、ぶっちゃけて言えば今年こそメンバーの移り変わりがないまま新しいシーズンを迎えたかったのだけど、どっかの誰かがアレでアレだったのでアレになっちゃったとwww
でもまあ、去年の主力からアクシデンタルに抜けたのは某14番とエジ(浦和デビュー戦は最低の出来だったね。カワイソ)くらいだし、何よりデカイのは去年の好成績の根幹となった充実の4バックがそのまま残ったって事。これも前に書いたけど、新潟にとって前のシーズンと同じDFラインのメンツで開幕を迎えるってのは史上初の事なんだよな。これまでメンツが替わりまくってたのが成績の不安定さの大きな原因だったから、これは本当に大きいよ。(まあ怪我人が出たらアウトだけどなww!!特に右サイドバック
淳さんも内心は「5位ですか・・・補強がアレでアレですよね・・・・5位ですか」って思ってる部分もあるだろうけどwそれでもチームとして目指すのは5位という事で進んでる。まあ、個人的には5位って言うよりは去年と同様かそれ以上の成績、つまり最終的に賞金圏内に食い込み、かつ上位争いにずっと参加し続けるって解釈でいいと思うけど、まずは何はともあれサポーターがそれを求める事から始めないと話にならない。サポーターはそれを貪欲に求めていいはずだからね。
・・・・・って話が長くなったなー。これ別エントリーにすりゃ良かった。まあいいや!早い話が今年は去年みたいにドキドキしようぜ!って事だよ。俺たちの愛する素晴らしき右サイドバック選手会長内田潤さまが「ドキドキさせたい」って言ってるんだからこっちは全力でその準備するだけだろ!おらっしゃー!!!!





はい、んじゃここからは開幕の大宮戦について。正直に言います。今年の大宮よくわかんねーw
なんせ今年は監督が樋口監督に替わっての新シーズンなので、どんなサッカーをしてくるか未知数な部分が多いからね。ただ、去年の山形の試合の再放送を観れるだけ観たのと、色んな所の文字情報から判断すると、恐らく山形時代みたいなサッカーを、これまでの大宮のサッカーの特徴を活かした形で融合させていく感じになるのだと想像する。なんせ今年の大宮は選手のメンツ的に、横浜FCから内田が入った以外はほとんど大きな動きなかったからね。
山形時代の樋口監督のサッカーは基本的に、選手がびしっと組織的に配置された4-4-2。それが積極的に前線からのプレスを仕掛け、自分達からゲームを動かすことで、チャンスを多く作り出そう、ポゼッションを上げようとするサッカー。
恐らく大宮のフロントが、山形の2シーズンでたいした成績を残せなかったこの樋口監督に白羽の矢を立てたのは、まずこの組織的な並びを作り出そうとする姿勢なんだろう。ご存知の通り、大宮のサッカーの礎を作った三浦俊也(開幕戦はご愁傷様でしたw)のサッカーはスペクタクルのかけらも感じられないサッカーだったけど、とにかくぴっちり組織を作って戦うって意識だけは達者だった。去年の大宮もロバート・ファーベックがアレだったので若干それがチグハグになったけど、基本的には同じ形。その特徴をまず活かしたいってのがあったのだろう。
それともう一つの理由はやっぱりその「チャンスを多く作り出そうとする姿勢」って所なんだと思う。去年の大宮の最大の弱点はなんと言ってもその得点力の低さ。なんせ34試合で24得点だ。昨シーズンのスコアを観てると1と0ばっかりが並んでるので、何かプログラムでも組んでるのか?などとコンピュータの知識もないくせに下らん事を想像しちゃうほど。
なので前述の大宮の組織的に動くって言う特徴を活かしつつ、今までに比べれば攻撃的にやってくるんだろう、多分。でも攻撃的な大宮なんて大宮じゃない!ナイキ的に言えば「退屈なサッカーをしよう」ってヤツか。



で、大宮のその攻撃について考えた時、今年も最大の脅威となるのはやっぱり吉原宏太だろう。彼の縦への速さと狡猾さはやっぱり危険だ。optaによると新潟のDFのアタックポイントはりーグで2番目に高かったそうだ。これは単純にDFラインが高いってのもあるけど、千代や永田さんのファーストディフェンスの意識の高さが光ったって事なんだろう。俺が去年のMVPに千代を選んだ理由はまさにここだったからね。CB陣の早めのアタックがチーム全体のコンセプトである「早い段階、高い位置からのアグレッシヴな姿勢」の礎だったわけだ。
なので、今年もやっぱりそれは継続して欲しい。大宮の攻撃を牽引する吉原が動き出すのを早めに潰して自由を奪い、大宮の攻撃を停滞させてしまいたい。




続いて新潟の攻撃についてだけど、樋口サッカーの最大の弱点とも言える「アグレッシヴに行くが故にラインがふらふらと上がって裏を突かれる」って部分をがっちょり突いていきたい。大宮のラインが高い・・・・なにそれ・・・・(;゚д゚)とは思うけどw山形時代のサッカーを観る限りはそういうサッカーをしてたので、その悪癖が顔を出す事も恐らくあるだろう。なのでそこは貴章の機動力と「ライン際のストライカームーヴ」命のアレッサンドロに期待したい。で、そういう状況になったら恐らく永田のフィードが殺傷能力がいつもより高めになるだろう。去年のジェフ戦@フクアリのような、早めのチェックから奪ってのセクシーなフィードという形を連発できれば、間違いなく新潟の攻撃は厚みを増すはず。頼むよー。
で、ここまで書いてきてお気づきの人も多いだろうけど、新潟のサッカーと樋口サッカーっていうのは共通点が多い。ラインの高さ、積極的なプレスで主導権を握ろうとする姿勢・・・・。なのでこの試合はミラーゲームの様相を呈して、ぶっ潰しあいの泥試合になる可能性も結構高いと思う。っていうか多分そうなる。正直言ってしまえば大宮戦の伝統とも言えるグダグダのサッカーになる可能性は非常に高い。しかもまだ色々固まってない開幕戦だしね。
そうなったら勝負を分けるのはやっぱり、そのプレスの質だろう。それはチーム全体の動き方や連動性もそうだけど、頻発する個と個の局地戦での勝敗も含めての話。その90分を通して何度も繰り広げられる戦いに多く勝ったほうがこのゲームの勝者となるだろう。その辺は鈴木淳サッカー3年目の新潟の実力を見せ付けて欲しい。っていうか見せ付けるしかねーだろ!




という訳で長々と書いてきたけど、08年シーズンの開幕!今年は日程を見ると、どう考えても最初の2節でどれだけ勝ち点を拾えるかが重要になる。だからまずはこの試合での勝ち点3!もう一度去年のような、いや、それ以上のドキドキを手に入れるために、まずはこの開幕戦勝つぞおらああああああああああああ!!!!!!!!!