KILL ROCK STARS SHOWCASE@リキッドルーム


いやーめっちゃ楽しかった!本当に素晴らしかった。なんか久々に心の底からライヴをエンジョイできた気がする。
イベントは定時きっかりにPANTHERからスタート。打ち込みに加えて、ドラムとぴょんぴょん跳ね回るヴォーカルの2人組。このバンドは以前試聴した時から気になってたんだけど、とりあえず購入決定だな。楽しかった。
とにかくドンドコ突き進む享楽性たっぷりのライヴ。ヴォーカルがドラムの前でマイクにディレイやらなんやらのエフェクトを施しながら、ワーワー叫んでぴょんぴょん跳ね回ってたんだけど、ああいうのって俺がスタジオでよくやってるなあwwと思いながら観てた。分かる分かるよ君の気持ち。ディレイペダルって楽しいよね。


続いてはMIKA MIKO。幕が開いたのだけど楽器が置いてあって誰もいないステージ。あれ?と思ってたらその楽器の後ろに隠れてたメンバーが「わーお!!」っていいながら突然登場wかわいいじゃねえかww
内容のほうは、実にキルロックスターズらしいおにゃのこパンク。楽しいそうで何よりですな。俺はドラムの子が一番好き。むっちむち。


次に登場はXIU XIU。是非一度ライヴを観てみたかったバンドだったんだけど、その期待に違わぬ素晴らしさ。一緒に観に行ったベーシスト曰く「精神病院の中で組まれたバンドみたい」って事だけど、まあ言いたい事は何となく分かるw
乱発される様々なリズム、コーラスの掛かったギターの軋み、ふらふらと浮沈するベースとキーボード・・・・とまあ混沌としてて、ちょっとパラノイアックな匂いがするんだけど、ヴォーカルのジェイミー・スチュアートのどんよりと曇った声がその真ん中に鎮座してて、アンサンブルが崩れる事無くこっちにびしっと届いてくる。いいバンドだなあ。



そして我が愛しのDEERHOOFエド・ロドリゲスが加入して4人体制に戻ってからは初めて観たんだけど、これがすっっっっっげえ良かった!やっぱディアフーフは4人の方がいいよ。てかエドさんいいじゃない!
やっぱりディアフーフって暴れまわるドラムに、シンメトリーとアシンメトリーを行ったり来たりするギター、ってのが土台としてあるべきなんだよな。「last trumpeter swan」の音の厚みはギター2本じゃなくちゃやっぱムリだもの。今回は真ん中にギタリストが二人並ぶというステージの配置だったんだけど、その二人が同じフレーズを悠然と弾きまくる姿に(;´Д`)ハァハァ。クリス&ジョンのあの雄姿を思い出しちゃったぜ。
しかしエドさんいい人っぽいなー。「spirit dities of no tone」が終わって「+81」になだれ込むっていう流れを忘れてて慌てるジョンを観て、にっこり笑いながら「テテテテー」と頭のフレーズを弾いてリードするエドさんに(;´Д`)ハァハァ
で、もちろんグレッグの鬼のようなドラムは健在。今回ディアフーフを初めて観たベーシストに感想を聞いてみたら何よりもまず「あのドラムは一体なんなんだ」だってwwまあ、初めて観たらそうなるよなw
あとディアフーフのライヴで重要なのってサトミさんのか細いヴォーカルを、アンサンブルの中に埋もれさせる事なくミックスしていくかっていう、PAさんの技量が必要なんだけど、この日はほぼ完璧。その辺も含めてホントいいライヴだった。
そして楽しみにしてた新曲!確か6曲ほどやったと思うんだけど、これがもう全部すっげーいい曲!初聴きであそこまでぐっさり来たのには正直驚いた。早くも「Offend Maggie」名盤の予感。日本語の曲と英語の曲が混ざってたけど、今回のアルバム和洋折衷になるんだろうか。
あと今回プレーした曲がなんて曲かは分からなかったけど、「Basket Ball Get Your Groove Back」だけははっきり分かったwアンコールで「次はバスケットボールです」ってアナウンスと共にケン・カガミから渡されたバスケットボールのデザインのバッグを持って踊りまくるサトミさん。そして歌詞の内容は「ドリブルドリブル」「ピボットピボット」「リバウンドリバウンド」とバスケ用語を並べただけというww今回のアホ曲枠はこれかw
あと最後は久々の「come see the duck」が!!これ来日公演では久々だよなあ。すげー興奮した。やっぱ最後はこれだよな。かっむしーだっだーん!!!



とまあそんなんであっという間の約3時間半。すげー楽しかった。とりあえずディアフーフの新作が出るまでは死ねないね。