酒盗は神の食べ物


最近友人に教えてもらった鹿児島料理店で出てきたのを食ってから、完全に虜になってしまったんですよ。
酒盗。鰹の内臓の塩辛。
これね、本当に神様が人間に与えてくださった食べ物の中でも最上位に位置するんじゃないかな。本当に旨い。死ぬほど旨い。
で、その店で食って余りに旨かったのでオーナーさんに聞いてみたら、瓶詰めになってるのを売ってくれるって事で即買い。それがこの写真の代物って事ですよ。これ作ってるの鹿児島の枕崎市にある「富士一商会」って所なんだけど、残念ながらwebはないようだ。あーここにメールフォームでもあったら、旨すぎます!愛してます!って送るのになあ。何ならファンレターでも送ってみようかな。大好きです!って。
で、今日もこれチビチビ食いながらビール飲んでるんだけど、もう天上にいる気分。最高。今日はクリームチーズと和えてみたんだけど、やっぱこの組み合わせ最強だな。いや、これは是非試していただきたい。
そもそも酒盗って名前がいいよな。余りに旨すぎて酒が進みすぎてしまうから、もしくは余りに旨すぎて酒を盗んでまで飲みたくなっちゃうから「酒盗」だぜ?素晴らしいセンスだよね。日本人ってその辺のセンス素晴らしいよね。形が卵に似てるからってナスを「エッグ・プラント」と名付けちゃう馬鹿なアメリカ人には絶対に出てこない発想だよね。バーカバーカアメリカ人!
で、酒盗は色々な食べ方があるんだけど、この前作ってみた酒盗をアンチョビ替わりにする酒盗パスタは本当に旨かったなあ。あとね、今試してみたいのが酒盗とセロリ。
あ、最近セロリに突如嵌った男の神レシピ教えてあげるね。セロリを軽く塩もみして、イカの塩辛と合える。以上!これね、酒のつまみとしてもご飯のおかずとしても最高だよ。セロリの臭さとイカの塩辛の臭さと言う互いに全く違うベクトルの臭さが、丁度マッチして本当に旨いから。レノン/マッカートニーみたいなもんだよ。で、それにクリームチーズなんて添えた日にはもう!クリームチーズが、セロリとイカの塩辛という両極端の「臭さ」に対してフラットな位置に存在すると、そのまろやかさが暴れるセロリとイカの塩辛をしっかり操ってくれるんだよ。レノン/マッカートニーに対してのフィル・スペクターみたいなもんだよ。
なので、今度はそれを酒盗でやってみたいんだよね。

ああ!酒盗よ今夜もありがとう!