【プレビュー】09年第11節 山形戦@NDスタ

キッツイ5連戦もこれが最後!!なんかいろいろもったいないポイントを落とした連戦だったけど、5連戦で8ポイントでよしとしよう。(ホントは現時点で9であるべきなんだけどな!)つまりこの試合の勝ち点3は必須。ここで勝たなくちゃ。この勝利でいろんな不満をふっ飛ばさなくちゃ。


さて山形。とりあえず、今年の予想順位で山形と新潟を揃ってボトムに置いたサッカー評論家・ライターは今すぐペンを折って再就職先探せ。サッカーは優秀な監督と審美眼に優れた強化部、そして質の高い選手がいさえすれば知名度もお金も軽く陵駕しちゃうって事だよね。なんでそれが分かんないかなあ。
で、今年の山形の躍進は、小林監督がチームに持ち込んだ高度な戦術力の賜物だと思う。しかし小林監督って本当にいいチーム作るよね。いつでもどんな状況でもどんなチームでも、確実に質の高いチームを作る監督だと思う。こういう人こそ年代別代表監督とかやらせるべきなんだよなあ。あとこの人はコメントがすごく面白いので個人的に大好きな監督だったりする。松田浩とかと並んでお気に入り日本人監督のトップだね。え?淳さん?別格だよバカ野郎!!!


んで山形攻略を考えたとき、まず取り組まねばならないのはここまで9失点の山形ディフェンスをどう崩すかって所だろう。今年の山形の守備は前線からそれぞれのゾーンでの仕事をきっちりと設定し、そのゾーンとゾーンを組織的に並べて守備を構築するような形だ。それを崩すヒントはスコアは0-0ながら山形の守備がかなり混乱した9節の柏戦にあると思う。
あの試合では柏の前線3枚のアタッカーが動き回って山形のゾーンの隙間隙間を狙い続け、山形の守備の役割を曖昧にさせ続けたのが大きかった。だったら新潟もそれをやればいいのである。理想は千葉戦の前半のように、オオシを頂点にして出来るだけ素早くボールを動かし、相手のゾーンとゾーン、というかゾーンのマージナルの部分を突きまくるのだ。ゾーンディフェンスってのはそうやって担当のゾーンのギリギリのところに出入りされるのが最も嫌だからね。
あとはそのゾーンを崩すって意味では、目下絶っっっっ好調のペドロにも期待したい。彼は今Jリーグで最も「理不尽に、無慈悲に組織をぶっ壊せる選手」だろうね。だから彼がいつものドリブルを開始した瞬間に、どこかに不具合が起きるであろう守備組織の綻びに、選手が上手く飛び込んでついていけるかが重要だろう。


あと守備では、山形の前線にボールを収めさせないように早く厳しいチェックを怠らないこと。山形の攻撃が最も威力を発揮するのは、素早く前線に当てて起点を作った瞬間に一気にチーム全体がスピードアップしてダイレクトプレーに繋いでいくって形。山形お得意のサイドバックの攻撃参加をベースとしたサイドアタックも、サイドハーフやトップが起点となって初めて生まれるものだからね。
だから、この試合では北村、古橋、キム、ミヤといったその「ボールを収める」仕事を担う選手たちに、とにかくきつくプレスを掛けて自由を奪うことだ。それが高い集中力で出来れば、山形の攻撃はそのスピードが極端に落ちるので、威力を半減させることが出来るはず。てか長谷川が出なそうなのは特大のラッキーだな。彼は走れるしキープできるし、すっげー嫌らしい選手だからね。
それと一応気を付けたいのは途中から出てくるであろうジャジャ。どうやら裏抜けを狙うタイプらしいので、きつい連戦で体力的に難しい試合の終盤に出てくるって事を考えると、一発で裏を取られる可能性も懸念しなければならないだろう。超がんばれ、千代と永田さん。



つーことで色々とモヤモヤした連戦だったけど、この試合の勝利で有終の美を飾ればいいのだ。ぜってー勝つ。上に食らいつくためにも、山形倒して勝ち点3手に入れるぞうおりゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!