【プレビュー】09年ナビスコカップ予選第3節 浦和戦@埼スタ

1か月前の試合。忘れたやつなんていないはずだ。あと数秒を凌げれば、マルシオ退場という苦難を乗り越えポイントを手に入れられるはずだった。だけど、その数秒後に手にしたのはポイントゼロと得失点差を1マイナスしたという事実だけ。このチームは間違いなく成長している。だけど、その勢いだけではどうにもならない「差」を、死ぬほど悔しいけれど痛感させられた試合だった。
だけど、それをリベンジする為の最高の舞台がこうやって用意されたという事実をまずは喜びたい。しかもナビスコカップの予選突破、つまり5年間一度も達成していない「このチームの限界」をぶち破るために絶対に避けて通れないはこの試合での勝ち点だ。もうやるしかねーよね。こういう試合で勝利できないようじゃ、一生敗者のままなんだ。そんなの看過出来るわけない。勝つよ。絶対に勝つよ。



さて、ぶっちゃけこのプレビューはリーグ戦の浦和戦で書いたとおりの内容をそのまんまトレースするだけでOKだったりするんだよねwwつまり、ポゼッションする浦和に対しては、「積極的な前からのプレスでボール奪ってから、素早く攻守を切り替えるという新潟らしい形」を重視するって事。実際、1か月前のその試合で新潟がいい形を作れたのは殆どがそのタスクを忠実に守って速い攻撃を仕掛けた時だったからね。
でも、その頃の浦和と今の浦和で決定的に違うところがある。それは、ラインの裏をカバーするタイミングの遅さ。ここ最近、実は浦和って失点が随分と多いんだよね。ウチとの対戦後は4試合で6失点。これは堅守という元来の遺伝子が戻ってきた事で、1-0という守備が強いチームの勝利の黄金率で勝ってきた頃とは大きく異なる。
これは前節の大宮戦でも顕著だったんだけど、大宮の「奪ったらとにかく前に早く送ることだけを考える」っていうイビツなサッカーに対して、驚くほど脆弱なところを見せていたんだよね。あの試合ではトゥ^リオが早い時間帯に交替してしまったというのもあるけど、それにしてもその裏を狙うことだけしか考えられない大宮に対して、危ういシーンが多かったと思う。
なので、この試合で新潟が狙うべきはここに集約されると思う。だって、この試合ではそのラインの裏をカバーするべきトゥ−リオと都築がいない。これはもう狙うしかないだろう。
で、今年の新潟のアタッカーってペドロに代表されるように、中盤でボールを受けて前を向いてからその真価を発揮する選手が多いと思う。ただ、この試合ではそれに加えて「とにかく裏に飛び出して中盤の裏へダイレクトで繋がるボールを引き出す」というタスクが重要になると思う。それがバンバン出せれば、絶対にこの試合の勝ち点3を奪うため得点が見えてくるはずだ。
この試合では貴章の代わりがヨンチョルかアトムになると思う。アトムは言うまでもなく「飛び出し」に極めて秀でた選手だし、ヨンチョルも磐田戦のゴールのようにスペースへ飛び出す意識が強い選手。だとすれば、この試合でその真価を発揮して新潟の攻撃を活性化させてして欲しいと思う。この試合で求められるのは勝利。それ以外にはない。それを手にするために、キミたちがやるしかねーんだよ!!!!


ということで今年これまで一番と言ってもいいくらいの大一番。勝つぜ。絶対に勝つぜ。ここで勝利手に入れてナビスコ予選突破へ突っ走るぞおっらあああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!