【プレビュー】09年第29節 浦和戦@スワン

http://d.hatena.ne.jp/summerwasting/20081025
これが去年のエントリー。今年も状況、ほぼ同じw


でもまあそんなことは関係ないよね。相手がどうであろうが、ウチがやるべきは勝ち点3を手に入れるために全力を尽くすこと。相手はいろんなことを考えなくてはならないけど、こっちは浦和を倒すことだけを考えればいい。相手がどんな状況だろうが知ったことじゃない。相手のモチベーションなんて知ったことじゃない。知るべきは、ここまでの浦和のサッカーの内容。そのスカウティングは絶対裏切らない。さあ!めちゃくちゃ重要な試合。ぜってー勝とうじゃないか。



今年の浦和の特長と弱点は極めてシンプルだ。特長は相変わらずのセットプレー・パワープレーの強さと、これまでのリアクションをベースにしたサッカーから、ボールをポゼッションしてアクションを起こしていくサッカーへのシフト。そして弱点はそのポゼッションを得点に繋げられずに袋小路に陥りがちな所と、そこで奪われた後の守備のマズさ。


セットプレーの強さは説明するまでもないよね。浦和とやる時は、どうやったって闘莉王という大きな武器を持つ浦和のセットプレーへの警戒が必要になるし、これは新潟も当然準備してるだろう。最近はセットプレーの守備も中々いいし、ここは期待したい所。


で、この試合の最大のキーとなるのは浦和の攻撃をどう受け止め、そこからどうやって効率よく攻めるかって事だと思う。そう、だからこれまで同様この試合も最近の新潟の勝利の黄金率である「まずはしっかり守備を構築して、そこからダイレクトプレーでゴールまで一気に向かう」ってプレーの純度をとにかく上げて行くべきだろう。
浦和の攻撃のポイントは原口、田中達也、梅崎あたりで作るサイドでの起点。最近の浦和のポゼッションサッカーの礎となるのはこのサイドだ。そして攻撃がどん詰まりになりやすいのも実はここである。原口ってめちゃくちゃ才能のある選手だと思うんだけど、今年のシステムの中ではどうしても負担が大きくなってボールロストのスウィートスポットになっちゃってるのがかわいそうだよな。うんまあ、となればウチも徹底的に彼を狙うしかねーんだけどw
だから、この試合でも前節の鹿島戦で大成功した新潟のサイドでの守備は継続して行きたい。サイドハーフサイドバックセンターバック、そしてボランチが顔を的確に顔を出して、サイドでの守備を作ってしっかりスペースを消して相手の起点をぶっ潰す。そうやって相手のサイドでの展開を限定して限定して、ボールを奪い取った、そこ後がこの試合で最大のポイントだ。

浦和の守備の最大の問題は鹿島同様「攻守の切り替えが遅い」という事。そしてもう一つ顕著なのは「一方のサイドに守備が引き寄せられ、もう片方のサイドに振られた時に物凄く脆弱な守備を見せてしまう」って事。だからこの試合で重要なのは、鹿島戦で大成功した、攻守の切り替えのスピードを上げてどんどん縦へと展開するって事に加え、サイドチェンジをうまく使って行くって事だと思う。特に片方に守備が寄ったせいで歪になっているサイドバックの裏にダイアゴナルに走って、そこに効果的な勝負パスが出せれば、必ず大チャンスを作る事が出来るはずだ。それを何度も繰り返していけば絶対に勝利のための得点は見えてくる。それは確実に奪い取って逃げ切ってやろう。



だからこの試合はまず守備。そしてそこからの効果的なカウンターを繰り出す。つまりは前節の鹿島戦と同じだ。そしてこれは残り6試合、新潟がラストスパートを突っ走るための戦い方の基本となる部分だと思う。それをさらにブラッシュアップするためにも、この試合は絶対に勝とう。
残り6試合。首位と4差。行くぜ。北野が言ってるよ。「今年は優勝以外は負けだと思ってる」。OK!!じゃあトップ目指そう。そのために、この試合絶対モノにしようぜ。浦和ぶっ倒してもっともっと上行くぞおっらああああああああああ!!!!!