【プレビュー】09年第32節 柏戦@スワン

さあ、相手は超必死だ。なんせ負けたら、また全国津々浦々のJ2生活をほぼ手中に収めてしまうことになってしまうのだから。
だけど、いうまでもなく俺たちも必死だ。ACLに到達するためには、もう一つも負けられない。そして磐田戦で見せたような、鈴木淳というアルビレックス新潟史上最高の監督の花道を飾るための意気込みの強度も、きっと想像を絶する。相手は必死。だけどこっちも必死なのだ。
勝つぜ。絶対に勝つぜ。


柏がネルシーニョ監督に代わってから一番変化したのは、「相手の特徴を精査して、それに対応した守備を整備することからゲームに入る」っていうチームに生まれ変わった事だと思う。はっきり言って高橋政権の柏のディフェンスは行き当たりばったりだったからね。ネルシーニョ監督が残留するチームに生まれ変わるためにまず最初にここに着手したのは当然だったと思う。
となると、このゲームにおける最大のポイントは「じゃあ柏は新潟相手にどんな守備をしてくるのか?」って事。ここからは想像だけど、というか「俺が柏の監督だったら」だけど、今の新潟相手ならばサイドバックに蓋をする守備をしてくると思う。清水戦であれだけの爆勝ちをしたのは、やっぱり清水の最大の武器であるサイドバックの駆け上がりを最大限に活かしたサイドアタックを、サイドハーフサイドバックがキッチリ連携作って圧力をかけて潰したからだろう。なので、新潟戦でこれやられたらキツイなあ・・・って思ってたら、今日発売のエルゴラでおもっくそここを重視する、って書いてあったw。まあそうなるよなw
だけど、こっちとしてはそれに慌てるとか、それに合わせる必要はない。なんせこっちも「相手の特徴を精査して、それに対応した守備を整備することからゲームに入る」チームだからだ。そう、相手が守備から入るチームだからこそ、失点28の最強の守備を見せつけてやるべきなのだ。
じゃあその柏に対する守備のポイントはどこか?それは清水戦で完璧な結果を出して調子が上向いている澤とフランサの2トップだろう。動き回ってスペースを作ってポイントを作る澤と、あんまり動かないけどwキッチリとボールを収めて攻撃の流れを作るフランサのコンビ。この二人が起点を前線のありとあらゆるところに作ることで、大津や村上や栗澤といった選手たちが前を向くことができる。
なので、この2トップにまずは自由を与えないこと。磐田の2トップを完膚なきまでに叩き潰したように、ラインを高く設定して、センターバックがまずボールが入る瞬間のファーストディフェンスを強烈かつ的確に行い、ボランチがそれをサンドして自由を与えないようにしたい。柏はビルドアップで相手を圧倒する力はそれほどないので、前線で起点を作ってそこから一気にスピードアップする攻撃を防いでしまえば、脅威は大分薄まるはずだ。


で、攻撃では磐田戦で見せた(もしくは明治大に対してプロとアマの決定的な差を見せつけた)、ワイドにボールを展開してピッチを広く使いながら、サイドバックの攻撃参加を絡めたサイドアタックを繰り返して行きたい。これは高橋政権時代からの課題だけど、柏は決してクロス対応が上手なチームではない。なので、積極的にサイドに起点を作って揺さぶって揺さぶってクロスで勝負、を繰り返したい。そうすれば必ず勝利のための得点は見えて来るはずだ。



つーことで、もうこっからは全部勝つしかない。完璧だった磐田戦の流れそのままに、もっともっと上を目指そう。淳さんの花道を飾ろう。柏叩いて一気に上昇気流に乗るぞおっらあああああああああああああ!!!!