宮崎駿はキチガイだ

テレビで3回目の鑑賞。
1回目は「狂気の沙汰」の話だと思った。2回目は「世界がどうなろうが、お前がすべきは目の前の、お前の手の届く範囲の、守るべき存在を守る事だけでいい。それだけ考えろ。それが『神経症と不安の時代に立ち向かおうとする』ための唯一の手段である」という話だと思った。3回目はもっと世界観に集中して観たので「あっちの世界に陥ることを受け入れる話」だと思った。
多分、4回目も違う感想を持つと思うけど、とりあえずいいや。俺の中の答えは2回目鑑賞後ってことにしておく。これが一番素直でいいと思う。そしてそれが俺に最も必要な解釈だと思うし。


この映画を見て「宮崎駿は枯渇した」って感想をよく目にするんだけど、「枯渇した」どころかとんでもない化け物になっちゃってるよ。この年で完全に気が触れたモンスターに生まれ変わってるよ、この人。「ジブリに求めるのはこんなんじゃない」ってのも聞くけど、宮崎駿がもうそういう観客を求めてないんだし仕方ないと思うよ。あきらめましょう。


あ、だけどこれ大ヒットしたんだよね。これが猛烈に売れる日本が一番キチガイだな。いいね、国家総キチガイ化。ヒューヒューだよー!森口エンジン搭載してみんなでキチガイになろうぜ。