PAVEMENT JAPAN TOUR 2010@新木場STUDIO COAST

あぁ、やっぱり俺はペイヴメントが大好きで仕方ないんだな、って改めて思った。本当に大好きなんだ。中学生の時に「クルーキッド・レイン」を聴いてから、ずっと好きなんだ。約15年間、ずっと恋してたんだ。
そんな彼らが11年ぶりに来日して、ほとんどベストと言っていい選曲を、俺が恋したペイヴメントらしい「あの感じ」の瑞々しさを全く失わずに(スコットの髪がさらに後退して、全体的な佇まいがピート・タウンゼントみたいになってたのはさておきw)、披露してくれた。こんなに最高な事はないよ!!!



いや〜素晴らしかった。本当に素晴らしかった。これは少しでもPAVEMENTというバンドに思い入れがある(もしくはあった)人なら迷わず観るべきだね。みんなが好きな「あのペイヴメント」そのまんまだったよ。
前からずっと思ってたけど、ペイヴメントって「下手」じゃないよね。テクニカルなバンドじゃないのは間違いないけど、彼らのプレー自体はブルースをベースとしたロックミュージックの歴史の薫陶をしっかり受け、丁寧にそれをなぞる優等生のそれだと思うんだ。特にマルクマスのソングライティングは、極めてオーソドックスなロックのスタイルだよね。
だけど、ちょっとしたギターの揺らぎだとか、ドラムの跳ねだとか、ボブの叫びだとか(相変わらず健在!!泣いたww)、そういうペイヴメントしか持ち得ない、何というか、まぁ工夫もなく物凄く単純に言ってしまえば「天然」の要素があるから、ペイヴメントは誰も真似できない魅力を放っているんだよね。だけど「天然」なんて曖昧な要素は、経時変化でいくらでも消えたり変わったりするものだと思うんだけど、今夜の彼らは何も変わってなかった。ペイヴメントペイヴメントである理由そのままだった。最高だよ、そんなの!



しかし今回の選曲はどストレートでもろベスト!な内容でちょっと驚いた。「シェイディ・レイン」「ステレオ」「サマーベイブ」「カット・ユア・ヘア」「アンフェア」「トゥ・ステイツ」「イン・ザ・マウス・ア・デザート」「ウィ・ダンス」「ゴールド・サウンズ」とかね。やってない代表曲って「スピット・オン・ア・ストレンジャー」とか「キャロット・ロープ」くらいじゃない?てかテラー〜からはThe Hexxしかやらなかったな。


というわけで(最初からそのつもりだけど)、当然明日も行きます。どのくらいセットリスト変わるかな。あー楽しみ!