「ニューヨーク、アイラブユー」「恋する幼虫」/「中身刑事」

俺様採点:2
うん、つまらなかった。これ、オムニバス映画の体裁を取りながらも、実際はそれぞれのエピソードが絡み合って一つの話になっていくのを標榜してるのだけど、その全体の流れを楽しめるほど流麗に映画は流れていかないし、じゃあそれぞれのエピソードを単体で楽しもうとしても、尺も何もかもが中途半端で楽しめない、というバランスの悪い映画。
個人的にはクリスティーナ・リッチの可愛さが白眉。紆余曲折あったけど、やっぱりあの人可愛いよ。「皮下脂肪で泣かせる」という映画史に残る素晴らしい演技を見せた「バッファロー66」の頃には及ばないけど、かわいいよ。でもこの作品ではちょこっとしか出てこないけどな!

俺様採点:3
井口昇は徹頭徹尾「はみ出た人の戦い」を描くよね。その要素が最も純粋培養された作品じゃないかな。それと新井亜樹が超カワイイ。俺めっちゃタイプだわ。「基本ぶちゃいくというか、地味というか微妙なんだけど、あ、やっぱ超カワイイ」ってなる、ペ・ドゥナパターンの一派だな。ていうか俺こういうパターンの顔が好きなんだ、って最近気付いたわ。ペ・ドゥナは偉大だ。
あ、あと「中身刑事」は素晴らしすぎるね。自身のルーツに忠実なゲロムービー。ゾンビに対抗する唯一の手段がゲロ、ってアイデアを思いついて実行する体力は単純に凄いと思うw