「HOUSE」

  • 107 HOUSE

俺様採点:5
昨日爆音で。大林宣彦デビュー作。ずっと噂には聞いていたけど、今回初めて鑑賞。そしたらまー、おっもしれーのなんの!!!もうこれは死ぬほど好き。心臓を凄まじい勢いでギュッとつかまれちゃったね。
もうとにかく全てが過剰で、荒唐無稽で、ぐっちゃぐちゃだけど、死ぬほどキュートで、笑えてしまう。つまり超面白い。前半の過剰なオプチカル合成が連発される意味のなさに始まり(特にあの空の合成はホント意味ない!!!)、ざっくりギャクが滑っても気にせずにガシガシ突き進む脚本、登場人物のあだ名が「オシャレ、ファンタ、クンフークンフー最高!!!!超かっこいい!!!)、メロディ、マック、スウィート、ガリ」であるというセンス、しかもご丁寧に途中でテロップで紹介した上にカバンにもそれぞれしっかり名前が書かれているという過剰なサービス、池上季美子のおっぱいサービス、マックの心配されないっぷり、そして食人家が本領を発揮し始めてからのホラーモードと、それを全部ひっくり返す下らないギャグ(「もーん、エッチー!アフタージー、しぶしぶ」は腹抱えて笑ったwwメロディ超ブサイクwww)、そしてクンフー覚醒後の怒涛の編集とアニメーション合成、ガリのおっぱいサービス、常に風に吹かれている新しいお母さん・・・・
・・・と、言ってるうちにあっという間に上映終了。ああ!!もうどこから手をつけていいからわかんないから羅列になっちゃったけど、とにかく楽しい。ひたすら楽しい。もうわけわかんないけど、とにかく楽しい。爆音映画祭のオフィシャルで「TRASH-UP!!」の屑山屑男がコメントを寄せてるけど、それは凄く納得。トラッシュカルチャーとかスカムとか、そういう文脈で語られてきた映画なんだろうね。
あー、その文章書いてて思い出した。この映画観た後の不思議な幸福感、何かに似てるなあって思ってたんだけど、初めてシャッグスを聞いた時のあの感じだわ。あれもスカム文脈の極みだもんな。もうメタメタのグチャグチャだけど、どうしようもない位キュートで愛おしく思ってしまうあの感じだ。
あーどうしよう、これDVD買おうかなあ。嫌がらせのように色んな人に見せたいわ。誰か俺に買ってくれ!



そして上映終了後、客席に大林宣彦監督が駆けつけているというサプライズ。御大いわく「当時はこんなしょうもない映画撮りやがって、って大不評だった。だけど30年を経て海外で上映されるまでになった。ちょっと早すぎたんだね」との事だけど、今でも十分早すぎると思いますw
あといしかわじゅんとか井口昇もいたな。井口昇とか影響受けてそうだよね。「うわーでっかい唇!」のセンスとかそれっぽいもんなあ。



バウスの入口がハウス仕様。この赤いクッション欲しいなあ。


HOUSE [DVD]

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