さあ、パラグアイ戦!!!!

来たね来たね。日本サッカー未知の領域への挑戦。
2002年は「目標」だったベスト16止まりだったけど、なんせ今回の「目標」はベスト4だ。誰がなんと批評しようが、訝しがろうが、はたまた支持しようが、監督が「目標はベスト4」って言ってるんだから、日本が目指すのはベスト4なんだ。
これ、前から思ってる事で、特にアルビレックス新潟に関する文章を色々書かせてもらってる立場である自分にとっては、絶対にブレずにいようと思ってる事なんだけど、ことサッカーに関しては、上限をこっちが勝手に設定する事は大罪だと思うんだよね。選手が「優勝を目指す」って発言しているのに、サポーターと名乗る人間がそれを嘲笑するような事はあってはならないって事。
だってサッカーは何が起こったって不思議じゃないスポーツなんだ。前年残留争いのセレッソが最終節のロスタイムまで首位だった、ギリシャがユーロ優勝した、ヴォルフスブルグが63年掛けて初優勝した、トゥエンテが45年掛けて初優勝した、アラベスUEFAカップで準優勝した。俺Jリーグに関して言えば、優勝に手が届くチームって少なくとも10チームはあると思うし、その中に新潟もいるって本気で思ってるよ。だけど、それをこっちが求めなかったら、絶対に達成はならないと思う。


で、パラグアイ戦。パラグアイにとっても初のベスト8という歴史に臨む試合。そして堅守速攻、というか「堅守をまず築く事が何よりの基本」であるチーム同士の戦い、ってことを考えれば、恐らく相当タイトな試合になるはず。そしたら本当にちょっとの差が明暗を分ける。それはもしかしたら、国民がどれだけこのチームの可能性を信じているか、って所かもしれない。遠く南アフリカに、その情熱は届くのか?って疑問を抱く人もいるだろうけど、そんなもんケーブル一本繋がってればどう考えても届くでしょ。現地にいる誰かがいつもより多くの声を張り上げるモチベーションになるでしょ。

そしてこの試合の価値は、いや、岡田監督が率いる今回のチームの最大の価値は、「日本は過剰なコンプレックスを持たなくていい」って事を教えてくれた所だと思う。これは淳さんが新潟に残してくれたものと同じだよね。どんな相手だろうが、同じルールのもとプレーするんだからびびる事はないってこと。その上で、しっかりとした日本としての武器を押し出すための戦略を立てましょう、って事だ。
この後日本代表を誰が率いるかわからないけど、今回の代表が様々なしがらみ、例えば冷笑だとか諦観だとか無関心だとか、そういう上を目指す為に不必要なモノを取っ払ってくれて、その道がまだまだ先まであるという事実は大きく残るだろう。

だからこそ今日、未知の世界を見に行こう。パラグアイに勝とう。今の日本代表は「天狗になってる」とか「調子こいてる」とか、もはやそういうレベルじゃない。日本サッカーの、いやそれよりも「日本人のサッカー観」自体の臨界点をどんどん引き延ばす作業の真っ最中なのだ。そこには冷笑的な態度が入り込む余地なんて一切ない。こっちはそれについていくだけなんだ。だって目指すは「ベスト4」なんだろ?じゃあそこに行く為の千載一遇のチャンスを逃せるわけねーだろ!!!!!


パラグアイは強い。間違いなく強い。伝統の激しい堅守をベースに、より前からのプレスとポゼッションを押し出し、トップがサンタクルスを頂点に左右前後に動き回ってスペースメイクを繰り返し、2列目からベラを中心とした選手がそのスペースに突進してくる、っていう本当に完成されたチーム。非常に難しい試合になると思う。
だけど、ここまで日進月歩で築き上げた日本の組織と、そして世界に顕示した日本の技術をもってすれば必ず勝利は見えてくる。相手はきっと右でも左でも恐ろしいキックが飛んでくるFKを相当警戒してるだろう。必ずパラグアイの選手にはその警戒がアタマにあるはず。その意識がどっかにあるって事は、必ずどこかに迷いが生じるって事だ。そしたら松井や大久保の出番だ。どんどん突っかけてペースを握ってしまえばいい。サイドバックリスクマネージメントを確認しながらならば、どんどん突っかけていい。長友や駒野の走力と技術ならば相手に圧力を掛ける事が出来るはずだ。


さあ、勝つぜ!!!!このどでかいチャンスをモノにするぜ!!!!!


追記。
さっきラーメン二郎新小金井店からメルマガが来た。臨時休業やその月の定休日を知らせる為にたまに発送されるメルマガ。こんなタイミングで珍しいな、って思って文面を見たら
「本日の営業は11時までとなります。みんなで日本代表を応援しましょう!!」
だって。普段は12時までのところを1時間前倒しすると。今までどんなサッカーのビッグゲームがあってもこんなメール送らなかったのにwww
うん、そうそう、そういうことだよね。そういうことなんだ。よし、勝とうぜ。絶対に勝とうぜ。