【プレビュー】10年第14節 仙台戦@ユアスタ

うっしゃあああああ!!!こっからもう一回連勝すんぞおらあああああああああああああ!!!今日はテンション高めでお届けするぞおらああああああああああ!!!!!


仙台戦のプレビュー。最初に断っておきます。セットプレーに関する話しかしません!!!
今年の仙台、14得点中9点がセットプレー。もうはっきり言ってセットプレーこそが命綱のチームである。去年J2優勝したけど、多分得点の半分くらいはセットプレーだったはず。まーそりゃチーム戦力を考えれば、リャンの鬼のようなキックに委ねるのが正しいよね。
ではなぜ仙台はセットプレーで点が獲れるのか。もちろんリャンのキックの精度ってのもあるけど、セットプレーのバリエーションが多いってのがとても大きいと思う。特にファーから落として、とかニアで触って流して・・・・みたいに一発でぶちこむのでなく、まずPA内で見方にワンタッチさせて、その後のちょっとアクシデンタルな要素でドゥルドゥルっと得点を奪ってしまう、みたいなトライが多い。ワタがジャンルカなうで言ってたんだけど、アルゼンチンでは「PA内で2度ヘッドを許したら失点する」っていうのがサッカー界の常識なんだって。それ聞いてなるほどー、と思ったんだけど、まさにそういう事だよね。
しっかりマークをセットして簡単にタッチさせない。そして仮に一発抜けても、気を抜いてマークを外さない事が重要だ。前節セレッソ戦のような単純なマークミスは絶対にやってはいけないだろう。

で、その対策を獲るよりまず最初にやるべきは言うまでもなく、無用なファウルをして相手にセットプレーを与えないって事。ではそのためにどうするか。
その前にもう一つ、仙台で興味深いデータがCKの数。今77個でリーグ4位なんだよね。ちなみにトップ3は名古屋、ガンバ、浦和。この3チームはサイドアタック(というかほとんど金崎だな)、個の力、ポゼッション、っていう明確な強者としての特長がデータに出てる感じだけど、それに比べて選手の質を考えると、仙台は明らかに、弱者がJ1を生き抜く術としてCKをむしり取る形が出来てるって事だと思う。じゃあその正体と、その対策は何か。

その二つの答え、それはズバリこっちがサイドを制圧する事だと思う。
仙台にCKが多い理由は、ポゼッション力があるからでもシュート数が多いからでもなく、サイドハーフサイドバックの絡みでサイドから当たりでも外れでもとにかくクロスを入れる、っていう形が完成されてるからだ。はっきり言って前線に得点力よりも、運動量と献身性でスペースメイクすることに長けている選手を配置するテグラモリ監督の意図は、こうやってサイドアタックを効果的に仕掛ける事を念頭に置いてるからだと思う。言い方は悪いけど、FWはある意味じゃ捨て駒だ。
なので、戦術上サイドハーフはものすごく重要なんだけど、右の関口と太田が出場微妙ってのは、ウチにとっては相当大きいだろう。山型戦の敗北の大きな原因はここだしね。
となったら、あとはこっちが得意とするサイドバックを高い位置に設置して、サイドでのパスコースをどんどん増やすビルドアップを出来るだけ長い時間繰り返して、相手のサイドを押し込んでしまえばいい。セレッソ戦の前半の最後〜後半なんかで顕著だったように、今の新潟はDFラインを含めてボールをガシガシ動かし、サイドチェンジを多用していけば相手のサイドプレイヤーに相当のプレッシャーを与える事が出来る。山形戦も、清水戦もそうだった。右の大伍&マルシオ、左のゴートク&ヨンチョルのユニットなら、仙台のサイドのユニットに比べて間違いなく一日以上の長がある。そこを活かさない手はないだろう。
で、こうやってゲームをコントロールすることで、こっちが無理な状態で守備をして、ファウルを犯して相手にセットプレーを与えてしまう事を防げるはず。そう、サイドの攻撃的な姿勢は、同時に守備でも大きな効果を発揮するはずだ。


それともちろん、ウチの最大の特長であるカウンターはずっと狙い続けたい。仙台のビルドアップはハッキリ言って雑。この前みちのくダービーの放送観てたら、解説者が「鎌田はビルドアップが上手い」みたいな事言ってたんだけど、J1レベルじゃあれは上手いとはお世辞に言えないと思う。それは永田充千葉和彦のレベルを見てから言うべきだ。
なので、特にDFラインからわりと頻繁に出る雑なパスをカットして、一気に前を向くあの姿勢だけは90分途切れさせてはいけないだろう。それにこの試合の仙台のトップはまだフィットしてないパク・ソンホらしいので、そこで色んなエラーが起きるだろう。そこを狙い続ける事だ。
間違いなく明日もクソ暑いはず。なんか今年の仙台はやけに暑いって話も聞くしね。だけど、こっちがゲームをコントロールして体力を温存しつつ戦えば、ここぞって時のパワーを開放できるはずだ。やるしかないぜ。



と言うわけで連勝が途切れた今こそ、そして真夏の連戦が続く今こそ、次の一歩目は勝利を手にしよう。いくぜ!!!!仙台粉砕してもっともっと上行くぞおっらああああああああああああああ!