Kawaii Pop Fest 2013 初日

http://www.puffinent.net/puffin-events/107-kawaii-pop-fest-2013
楽しすぎて全くブログ更新するの忘れてた!!!
もう結論から書くけど、毎日どこかでアイドルを楽しめる環境っていうのは、本当に恵まれ、満ち足りた状態なんだと思いました。最近豊潤さをどんどん増していく日本のアイドル文化って凄いですよ。久々にガッチリとアイドルのライヴを3日間観たけど、この最近のアイドル多様性の時代をサヴァイヴし、淘汰され洗練されてきた圧倒的な質の高さと、そして何より抗うことなんて出来ない途方も無い多幸感。あれは他では味わえない特別な感覚なんだと、改めて思いました。
これはもう当たり前の話だけど(しかし一般的には未だに残っている化石のようなネガティヴイメージでいうと)、アイドルってもうリアル恋愛の代替とか、そんな陳腐な範疇をとっくに超えてるんだよね。と言うか、その擬似恋愛の要素も含んだ上で、日本のポップカルチャーの潮流の中で色んな要素を吸収して取捨選択して積み上げ、確立された独自のエンターテインメントなんだよね。いやお前は何当たり前のこと言ってるんだ、って思うかもしれないけど、半年ぶりに日本のアイドルを真正面から楽しんで、本当に心の底から痛感したのですよ。
会場では香港・中国に限らず東南アジアの国からも人が来てたんです。俺は会場で25歳のシンガポール人と仲良くなって色々話してたんだけど、彼はアイドルを介して日本語を学んだそうで日本語がベッラベラ。日本のアイドルに本当に詳しいし、今年の夏はa-nationに行くそうです。そのせいでTIFは行けないそうですwwもしかしたら彼はちょっと変わり者なのかもしれないけど、こんな人が世界中に溢れることだって十分にありえる話だと思います。例えばバックストリート・ボーイズに熱狂する人が世界中にいるように、でんぱ組に熱狂するアルジェリア人、ボリビア人、ニカラグア人、ポーランド人、ニュージーランド人、サウジアラビア人、タジキスタン人がいたって不思議じゃないと思います。
まあ、これを日本政府が税金を使ってやろうとして色々と不細工な事になってますけど、あれはやり方が下手なだけで、今回みたいなイベントを介した草の根の活動が、どこかで花開くことは十分にありえるはずです。汗だくのアップアップガールズの怒涛のフォーメーションチェンジは、でんぱ組のWWDの演劇性と叙情性は、吉井香奈恵さんの歌声は、白戸佳奈さんの人間国宝っぷりは、志村理佳さんのどエロさは、国籍関係なく響くところには響くはずです。
だからこのイベントに参加できてよかった。こっちに住んでいる日本人としてしか味わえない、本当に貴重な体験だったと思います。
ってか、今気付いた!半年ぶりに日本のアイドル観たって書いたけど、俺5月3日にアイドリング昼夜ガッツリ観てるじゃねーかwww普通にそれ忘れてたwwwいや、でもなんか日本のアイドル云々がどーのこのとは思わないんだよなー、アイドリング。その文脈じゃないんだ。日本で観たからってのもあるけど、それ以上に、アイドリングはもうなんというか馴染みすぎた日常というか、あまりに知り過ぎちゃってるというか。あとやっぱガラパゴスなんだよな。もちろんいい意味で。通常のアイドルの文法で書けないじゃん、あの人達。俺はアイドルって2種類しかなくて、それって「アイドリングかアイドリングじゃないか」じゃないかなーとわりとマジで思うのだけど、まあそれはどうでもいいや!このエントリーで言う話じゃないな!


と、長々と書いて来ましたが、せっかくなので今回の3日間をざっとまとめてみようと思います。まずは金曜から。

・Dorothy Little Happy
仕事の都合で間に合わず。残念。

でんぱ組.inc
今まででんぱ組を観たのは、ガールズファクトリーの収録(アイドリングとか水樹奈々が出てた時)と、TIF2012くらい。曲はよく聴いて大好きだったのだけど、今回幸運にも最前で観れたでんぱ組は本当に本当に本当に素晴らしかった。変拍子連発の奇怪な曲と、それに合わせた演劇性を持った振り付けと、そしてほんのり感じる叙情性。これはどんな国でも、どんな場所でも衝撃的な体験として人々に伝わるはずだと思います。まさにワールドワイドでんぱ組。このコピーはブラフでもなんでもないよ。WWDやくちづけや強い気持ちは本当に涙腺がうるうるしてしまいました。完全に撃たれたよ。
あとこのライヴではアクシデントが。「でんでんぱっしょん」で途中一度曲が終わる演出があるけど、恐らくあそこで曲の終わりだと判断したスタッフが音を止めちゃったんでしょう。その後の「ビーー!」を待つでんぱ組のメンバーが直立不動のまま放置されることにw結局もう一度アタマから曲をやり直すことで対応したけど、結果的には逆に2発目のでんでんぱっしょんの方が盛り上がったのでOKでしょう。
あとさっきのシンガポール人がピンキー推しらしく、ピンキー観てうわあああああピンキーーーーー!!!ってなってたんだけど、その気持ちわかりました。久々に単純に「握手したいなー」って思うアイドルになりました。ピンキー最高。

9nine
最高。野音以来の9nineだったけど、その間の日進月歩の成長を如実に感じる、素晴らしい内容だった。かんちゃんの歌は相変わらずとてつもなく美しく強靭で、言葉の一つ一つに震えてしまう。曲のクオリティ、パフォーマンスの圧倒的なかっこ良さ。売れるべきだよ本当に。
去年もこうやって書いたけど、この人たちは女の子に見つかるべきなんだよね。女の子の憧れの対象になることでドカンと売れるべきなんだよ。そう、つまり2010年代のSPEEDになるべきだと思うんだ。前からずっと思ってたことを、改めて思い返してしまいました。頑張れレプロ。
で、このライヴは3dayパスと1dayパスを持ってる人間が会場の前方のエリアに入れて、後ろのエリアは各々の単品のチケットを買った人間が入るんだけど、9nineはもしかしたら今回最もその単品チケット客が多かったかもしれない。川島海荷効果なのかな?だとしたら、この海ちゃんの知名度を活かさない手はない。そうだよ、川島海荷知名度という武器を既に持っているのだから、それを惜しみなく使って欲しいと思う。その入口の先には極上の世界が待っているのだから、一旦こちらに入れてしまえば抜け出せなくなるよ、きっと。

そして久々のメンバーとの握手。俺は最前でピンクを振ってたので、かんちゃんのレスがズバンズバン来ていたのだけど、「香港在住の日本人です。野音以来でしたけど最高でした!」って伝えたらかんちゃんは「だからかーーーーありがとーーー!」と、認知っぽいようなそうじゃないようなリアクションをいただきました。で、かんちゃんが「ピンク振ってくれててそれに9nineって書いてあったもんなーありがとー」って言ってくれたんだけど、すまん、かんちゃん・・・実はあれミステリツアーングって書いてあるんだ・・・ほんとごめん・・・。