こらクラウチ、踊れよ!

トリニダード・トバゴイングランド戦でもスウェーデン戦と同じ戦術を取ってきたね。つまり、ガッチリ守ってカウンター。この試合でのその戦術の完成度はスウェーデン戦の時と引けを取らない物だったと思う。カウンターの鋭さを考えるとむしろ完成度が高かったかもしれない。でも0-0ではなく、0-2だった。何故か?
そこがイングランドスウェーデンの差なんだと思う。イングランドの計算できる絶対的な武器。ベッカムのクロスの精度、クラウチの高さ、そしてジェラードとランパードの鬼ミドル。
結局列強ってのはこういう武器を抱えてるもんなんだよね。それがない国は、何とか戦える武器を抽出してこなくちゃいけない。それは「伝統」とか呼ばれるものだったりすると思うんだけど、例えばパラグアイなら強固な守備。サウジアラビアならカウンター。そして日本なら素早いパス回しだと思うんだ。もちろん、相手に合わせて戦術を組むのは必要なんだけど、根幹の部分ではやっぱりブレない伝統があるべきだと思うんだよね。
だからこそ、オーストラリア戦の様なチキンなDFラインと、無策なパス回しはもう見たくないと思うんだよ。クロアチア戦は4-4-2でやるみたいだけど、コンフェデでメキシコに惨敗食らった次のギリシャ戦みたいな試合を期待していますよ。
あーそうそう、それとクラウチ!お前何で踊らないんだよ!踊れよロボットダンス!作れよ珍笛!あれ踊ってるところにクラフトワークとか被せれば完璧じゃねえか!何にも分かってないなお前は!ネタ担当がどの大会にも一人はいないとダメなんだよ!そしてお前がその担当になるべきだったのに!
クラフトワークで思い出したけどさ、あの開会式の音楽どうにかなんなかったの?ホント今更なんだけどさ。CANが今日だけの涙の再結成!とかさ、そういう粋な演出しろっての。だってドイツだぜ?あの奥深きドイツ音楽を少しも演出に加えないって何だそれは。まったくもー。