スウェーデン×パラグアイ、最高でした。

文句無しにここまでで1番燃えた試合だったな。特に両チームの守備面での奮闘っぷりが光りまくってたね。
両チームとも堅守が特徴のチームだけど、その内容は全く違ってたって印象。スウェーデンは各人がそれぞれのポジションをしっかり設定して、キレイな組織をベースにした守備陣形を作るタイプ(今年の新潟もこれだね)。翻ってパラグアイはある程度のラインを組んでおいて、タイミングを見てピンポイントで絞り込んでボールを奪取する守備。
正直言って、0-0でもこの試合最高のゲームと呼ぼうと思ってたんだよね。それほどまでに両チームの熱い守備は楽しかった。だって、アルバックがループで狙ったシーン、「入れ!」よりも「パラグアイ追いつけ!」の方が大きかったもんな。この大会アルバック(笑)になりつつあるアルバック師匠がまた絶妙な距離・スピードのループ放つもんだから、本当ギリギリでパラグアイ追いついてクリア!ですよ。はー最高。アルバック師匠分かってらっしゃる。演出家ですね。
んで、最後は劇的なリュングベリのゴールという、オマケというかオチもついて最高のゲームの出来上がり、って感じだったね。
んで、後で考えて気付いたんだけど、これでイングランドスウェーデンの2チームが勝ち抜けほぼ決定で、次の試合ってスウェーデンは引き分けでOKだから事実上ゆるい消化試合になりそうに一見みえるんだけど、次は開催国とベスト16で戦うという罰ゲーム回避の為の死闘なんだよね。もしリュングベリのゴールがなかったら、1位通過決定のゆるゆるイングランド VS とりあえず勝てば問題ないスウェーデンって組み合わせだったんだよな。つくづくこのゲームは内容も終わり方も完璧だったって事か。
あと、この試合の町田&反町コンビも良かったね。この大会のNHKの実況解説コンビの中でもぶっちぎりで最高のコンビだけど、この試合は二人の病的なサカヲタ心をくすぐりまくったようで、終始戦術論に花が咲いてた。ヲタが嬉々としてしゃべってる姿は概してキモイものだけど、この二人の会話は聞いてて楽しい。町田アナも相当な知識を蓄えてるみたいだけど、そのフリに対して1つ2つと情報を加えて返す反町。いいコンビだなー。この後大会終わるまでこのコンビはキープしていって欲しい物です。