変わったサウジ、変わったウクライナ

ウクライナ完勝。しかもキッチリ得失点差をイーブンに戻すあたり底力を感じるね。やっぱりサッカーにおいて点を獲るために、最も有効で効率的な方法は縦へ早くボールを動かす事なのだ、という基本を思い知らされた試合だったね。サイドを重視するにせよ、ポゼッションを高めるにせよ、カウンターを狙うにせよ、この縦への意識がなければ始まらない。
この点はスペイン戦で全くと言って良いほど見られなかったんだけど、この試合では完全に別のチーム。とにかく奪ったら前線のボロニン・シェフチェンコというスピードに関しては世界屈指のFWがギュンギュン前線へ走り出す。それに向かって放たれるパスの精度がイマイチなのが玉に傷だけど、それでも相手には間違いなくダメージを与えられる。
それにスペインに完敗だった中盤の構成力や粘りも見事復活してたね。特にティモスチュクは圧巻。FIFAのおひさるの写真も体調の悪いヘビメタ野郎みたいで素敵。

翻ってサウジアラビアチュニジア戦で俺の心をきゅ〜んとさせたあの粘りはどこ行ったんだ?!アジアのチームは概して好不調が不安定だったりするけど、サウジお前もか。凄く残念。