【お詫び】フランス代表の皆さんへ

ホントすいませんでした。ずっとカス扱いしてました。まじでごめんなさい。
フランス×スペイン。めちゃくちゃいい試合だった。その要因は間違いなくフランス代表の見事な連動性を見せるムービング・フットボールの素晴らしさ。いやーグループリーグではグッダグダで観るに耐えなかったんだけど、今日のフランス代表はまるで違うチームだったな。
特にマケレレ、ビエラという世界屈指のボランチ2枚の働きといったらそれはもう圧巻。いやホント今更言うまでもないんだけどさ、この二人ってすげえな。集中してる時のあいつは常軌を逸している、ってヤツだな。
それに加えて今日はその前のマルダ、ジダン、リベリーの3人のアップダウンの運動量も素晴らしかった。特にリベリーは凄かったな。テクニカルなプレーは見せたもののチームの中で浮いてしまって、フランス国内中から叩かれたグループリーグでの姿は全くなかったね。今日のフランスの中盤の連動性の中では、そのテクニックとスピードが目詰まりを起こすことなく存分に発揮されてた。
そして間違いなくこの試合の主役のジダン。ジダンだよ。告白しよう。アルビレックスの試合以外で久々に泣きそうになったわ。だってさ、今シーズンのジダンの明らかな衰えは見てて辛かったじゃん。あれだけ美しかったトラップが乱れ、運動量は目に見えて減り、明らかに集中を欠いたプレーが散見するようになった。
ところがこの試合はどうだ。スペインのボールキープに対して真っ先にプレスを掛けに行く。そして奪えば前線へ果敢に飛び出し、優雅なパスを繰り出す。そして最後にはスペインの息の根を止める素晴らしいゴールをぶち込む。はー溜息。
何かこの大会で試合終了後の歓喜の輪を色々見てきたけど、この試合後のフランス代表の輪が一番心にきたね。なんか呪縛から開放されたような安堵と喜び。あーこりゃフランス代表来ちゃうんじゃね？ほらほら、俺予想してたじゃん。フランスは「試合を重ねるごとに調子を上げていく枠」だって。

翻ってスペイン。この試合における老獪で豪壮なフランス代表の中盤が相手では、やっぱりちょっとキツかったね。ここまでの躍進を支えた中盤の3人が、まるで方向性を見失い続けた90分だった。その状況を変えるべくアラゴネスも動いてきたけど、フランスレベルではチュニジア相手に奏功した交代策も焼け石に水だった印象。

さあ、次はブラジル×フランス！こりゃたまらんぜ(*´Д｀)ﾊｧﾊｧ