ゆるTの世界

ゆるいTシャツとか、ゆるいキャップとかが大好きです。特におじいちゃんとかおばあちゃんが着てれば最高。そんなのを日々捜し求めてるんだけど、今日スーパーで素晴らしい1枚を見つけてしまいましたよ。着用者はおばあちゃん。
そのTシャツ、「RITSUKO」ってデカデカとした文字の下に、がっちょり田中律子の顔がプリントされてんの。しかも田中律子全盛期の頃の「旬」の律子。はぴひるでクダを巻く律子とはまるで輝きの違う律子。
大爆笑。「写真撮ってもいいですか?」って言葉が寸前まで出掛かりながら、同時に「このTシャツは何故作られ、このおばあちゃんの手元に届いたのであろう」という疑問も当然沸いてきますよね。しかしその疑問はそのTシャツのバックプリント見たら氷解しました。
JAVA TEA」
どうやらこのTシャツはジャワティーのノベルティグッズだったみたいです。そういや昔田中律子がCMやってたわ。「わかってないなー」ってヤツだよな。ていうかはぴひるみたいな企画でみのとタモリに立ち向かおうなんて、わかってないなー、って話ですよね。どうでもいいですけどね。
しかしこれでこのTシャツが製造されてから今に至る過程が見えてきました。10年位前におばあちゃんのウチでジャワティーの懸賞にノリで送ったんでしょうね。んで忘れかけてた頃にこのTシャツが送られてきたと。んで、開梱してみたらRITSUKO。「いやいや田中律子って!・・・・・いやいやいや!!ww」みたいな空気が家族の間で流れたんでしょう。そしてタンスの奥に送られたと。タンスの奥地は自然とおばあちゃんの手元に流れる、ってのが世界の定理ですよね?だから十数年の時を越えて、2006年7月、スーパーでお披露目って事になったんでしょうね。
きっとその十数年の間におばあちゃんのウチでは色々な変化があったはず。小学生だった孫が地方の国立大を出てそのままその地方で就職し、幼稚園に通ってた孫は化粧して高校へ通い、係長だった息子は課長代理にまで昇進し、旦那は定年を迎え、公務員として書類と面と向かう日々から、シルバー人材として駅前の自転車置き場で朝早く働く生活へ変わった。
でもタンスの奥でひっそりと、ずっと変わらないRITSUKOの壮絶なゆるさ。
ゆるいって、ス・テ・キ。