閉塞感

名古屋グランパス 3-1 アルビレックス新潟
はっきり言ってしまおう。この試合中一度も勝ち点をもぎ取って帰る予感を感じる事が出来なかった。もうずっとチームに漂う息苦しい空気。一言で言ってしまえば「閉塞感」
ワールドカップ以降ずっと漂っているこの居心地の悪い空気が、何だか昨日の瑞穂でより濃密なものになってしまった気がする。その空気に毒されてしまったのか、安定感が何よりの武器だった梅山はここ数試合高校生みたいなミスを繰り返し、エジはただの我侭なブラジル人になってしまった。
この流れをどう断ち切るか。特効薬はいくつもあるけど、メンバーの再考というセオリー通りの治療を何故行わないのか。今シーズンの好調時にはエジや勲やファビの怪我を、アトムや中原や河原が埋めていた。ホーム広島戦。メンバー表を見て「これはサテライトのメンバーなのか?」と苦笑してしまった事を思い出す。結局その試合は不可解な判定もあり1-1というスコアに終わったけど、その後数試合展開された試合内容には明らかに上へ上へと突き上げる空気があった。脆弱だった部分は否めないけど、あの素晴らしい甲府戦では明確な未来の図を目の当たりにする事が出来た。それが今はどこにあるのか分からなくなってしまった。
そして次節。また甲府戦がやってくる。恐らくこの試合が今シーズン最大のターニングポイントになるはず。監督の進退、という非常にデリケートな問題も包括して。河原は先日のU-19合宿の練習試合でジェフのサテライト相手にハットトリック。アトムはその練習試合で最も重用された選手だった。淳さん、彼らと心中するのは嫌ですか?